2021.02.11WATCH REPAIR

カルティエ・マストコリゼのメッキによる新品仕上げ

今回の依頼はカルティエ・マストコリゼの変色取り修理です。お客様からLINEに送られてきた画像で確認をするとヴェルメイユの剥がれが見当たらないので変色取り修理の9,900円のお見積りを提示させていただきました。ただ、変色取りの修理を行い綺麗になるとヴェルメイユの剝がれが見えてくることもあり。その場合は研磨と再メッキが必要になるので修理料金が19,800円になってしまうこともお伝えしておきました。

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これが送られてきたカルティエ・タンクです。12時側、6時側のベルトを装着する部分に多くの黒い変色があります。また全体的に無数の擦り傷があります。

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こちらが裏蓋側です。やはり12時側、6時側を中心にあちこちに黒い変色があります。

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裏蓋を開けてみると・・・おや?電池が入っていません。それに電池の下に入っているはずの絶縁シートがありません。はたしてこのマストコリゼは動くのでしょうか?

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当店では何種類かの大きさの絶縁シートを修理部品として用意をしてありますで、このカルティエ・タンクの電池収納スペースの大きさに合ったシートを取り付け、電池交換をしました。
もしかしたらオーバーホールが必要になるかも?と心配していましたが、電池交換をすると調子よく動き出しましたので、お客様にとってはとてもラッキーでした。

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早速、分解して変色取り修理を始めます。こちらが分解して変色取りをするパーツです。本体ケース、裏蓋、ネジとなります。

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変色取りを行うと残念なことに12時と6時側にヴェルメイユの剝がれが出てきました。マストコリゼの場合は大半がこの部分にヴェルメイユの剝がれが出てきます。これはメッキによる新品仕上げが必要になります。

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ケースを研磨して再メッキをしました。ヴェルメイユが剝がれていた部分の段差も無くなり小傷も無くなってとても綺麗になりました。

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本体ケースの研磨・再メッキを行い、裏蓋も同じ18金の金色になるように再メッキを施しました。
(18金というのは純金が75%、残りの25%は銀や銅を加えた合金です。この25%の中で銀が多いと黄色の色味が強い金色、銅を多くすると赤色の色味が強い金色になります)

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時計を組み立てました。ヴェルメイユの剝がれの部分は段差もなく滑らかなカーブでピカピカになりました。また全体的に付いていた擦り傷も無くなり美しいカルティエ・マストコリゼに戻りました。

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こちらが裏面です。裏蓋もネジもとても綺麗になっています。

作業内容 : 研磨・再メッキ修理・電池交換
修理費用 : 22,000円(税込)(研磨・再メッキ19,800円、電池交換2,200円)(往復の送料は無料)

修理ご希望の方にはお近くのコンビニから当店に無料(着払い)で送ることができる「らくらく送付キット」をお送りいたします。【LINE】または【お問い合せフォーム】から「郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号」をお知らせください。また併せてお時計の写真をお送り頂くと詳しくご説明ができますのでお気軽にご相談ください♬

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