2023.03.12WATCH REPAIR
エルメスクリッパー・・・1981年の誕生以来、エルメスウォッチを代表するデザインです。19世紀に活躍した大型帆船のクリッパー号から名付けられ、ケース、ベゼルは客船の窓から着想を得たデザインといわれています。Hermesの頭文字「H」を模ったブレスレットもエルメスらしく人気です。しかし惜しまれつつも2018年に生産終了しています。
こちらが送られてきたエルメスクリッパーです。当店のホームページで研磨やメッキの修理が出来ることを知った・・・とのことでご連絡をいただきました。
ケースやベルトに無数の擦り傷や打ち傷があります。長年愛用するとどうしてもこのような状態になってしまいます。
こちらはケースの横側ですがかなりの酷い傷が入っています。
こちらの裏蓋にもかなりの傷が入っています。研磨をし過ぎると刻印が薄くなってしまうので十分に気を使いながら研磨をしないといけません。
時計を分解→メッキ部を溶解・剥離→研磨→部分メッキ→時計の組み立て・・・という工程です。実際にはかなりの複雑な作業の繰り返しになります。
出来上がりはこの角度からみても本体ケースやベルトの傷が綺麗に取れて鏡面のようにピカピカになっているのが分かります。
こちらは裏側から見た様子です。裏蓋も含めてとても綺麗になっています。
修理料金は38,500円(税込)となります。往復の送料は無料です。全国からのご依頼をお受けしています。お問い合わせはこのホームページのLINEでオンライン相談でお受けしています。