2024.08.19JEWELRY REPAIR
18金製のブローチの変色取り修理です。今回は黒蝶真珠など大粒の真珠を使った豪華なブローチです。

ご覧のように18金の部分が黒っぽく変色しています。豪華なブローチですが、これだけ変色していると身に付けるのをためらってしまいますよね。

変色取り修理を行いました。見違えるように綺麗になりました。真珠までが輝きを取り戻したようです。
これまでPart1、Part2、Part3と変色取り修理をご紹介しましたが、このような変色を防ぐ方法はあるのでしょうか?
変色する原因
①空気中の硫化水素が銀に反応して黒くなります。硫化水素は硫黄の成分のある温泉地などに多く含まれているようです。このような点から18金のネックレスなどは温泉での入浴の際には十分気を付けた方が良いと思います。またネットで調べると魚介類の腐敗したものがある場所、し尿や汚水などがある場所などにも硫化水素が多いそうです。
②これは経験から言えることなのですが、18金製のジュエリーを店で並べる際に直射日光に当たっているジュエリーは変色が早いように思います。
③日常生活の中では香水、化粧品、洗剤、などの化学物質が18金の表面に反応して変色や腐食を引き起こすこともあるようです。
防止方法
①18金のジュエリーは使用していると表面にわずかな摩擦が生まれます。このことによりジュエリーの表面で銀イオンと硫化水素が反応して皮膜を作ることを妨げれるようです。これは銀製品を毎日使っていると黒くなりにくいことと同じかと思います。時々はジュエリーを使ってあげましょう。
②空気を遮断する。長く使わない時はチャック袋に入れて、空気を締め出して密封して保管してください。このことでかなり変色を防止することができます。