2024.06.10JEWELRY REPAIR
今回も6本立て爪の婚約指輪のリフォームのご依頼です。一般的な宝飾店のリフォームとは違い、当店のリフォームはフルオーダーなので、今回のこのようなことが可能です。
こちらがお客様が持って来られたリングです。
①プラチナ台の6本立て爪のダイヤの指輪
②プラチナ台のメレーダイヤを使った指輪
③金ではなく銅の指輪
③の指輪は18金には見えませんでしたので、お話を聞くと銅で出来ているとのこと。銅???、銅で出来た指輪はこれまで見たことがなかったので、詳しくお聞きすると、ご主人が銅で作ったとのことでした。
お客様のリクエストは
①細かいメレーダイヤも使ってダイヤの指輪を作りたい。
②この銅の指輪も綺麗にして、重ね付けして使いたい。
とのことです。
①のメレーダイヤを使ってリフォームをするのはプラチナ枠にダイヤを乗せるだけの一般的なセミオーダーのリフォームでは無理ですが、当店のフルオーダーメイドのリフォームでは可能です。
また②の重ね付けして使いたい・・・というご要望もセミオーダーでは無理ですが、当店のフルオーダーメイドのリフォームなら、重なる部分をピッタリ沿うように作ることが可能です。
しかし、問題は銅の指輪をどうするのか?です。写真で見えるように表面にはガサつきが残っており、見た目が綺麗ではありません。お客様から「綺麗にすることはできませんか?」とのご要望に・・・研磨をして18金のピンクゴールドのメッキをすることにしました。
こちらがメレーダイヤを利用したダイヤリングです。メレーダイヤをたくさん使っているので、シンプルですがゴージャスなダイヤリングになりました。しかも銅の指輪と重ね付けが出来るようにデザインされています。
銅の指輪を研磨仕上げをして、18金のピンクゴールドのメッキをしたリングに重ねてみました。フルオーダーメイドのリフォームなので写真のようにピッタリと重なります。しかもそれぞれ1本だけ身に着けても十分に美しいリングに仕上がりました。
また、元の残った2本のプラチナの枠は買取りをして、リフォーム代金から差し引くことができます。
リフォーム前の6本立て爪のダイヤの指輪の画像と比べると見違えるほど綺麗になっています。
せっかくいただいたダイヤモンドですから、大切に使っていきたいですよね!
これから自分で20年、30年と十分に身に着けたら、次は娘さんかお孫さんに渡しましょう!その時代に流行のデザインに再びリーフォームすれば、また素晴らしいジュエリーに生まれ変わります。
そうです!「ダイヤモンドは永遠の輝き」なんですから!