2025.12.13JEWELRY REPAIR
こんにちは、カイドージュエリーです。
本日は、タンスに眠ってしまいがちな「ヒスイ(翡翠)」の指輪のリフォーム事例をご紹介します。
ヒスイは日本人の肌にとてもよく馴染む美しい宝石ですが、昔ながらのデザインのものは、「石の位置が高くて使いづらい」というお悩みをよくお伺いします。今回のお客様も、まさにそのようなお悩みをお持ちでした。
お持ち込みいただいたのは、こちらの立派なヒスイのリングです。


素晴らしい緑色のヒスイですが、横から見ると石座(石が留まっている部分)にかなりの高さがあるのが分かります。 昔のデザインは、このように透かし模様が入っていたり、脇石が豪華だったりと、とても凝った作りが多いのですが、現代のライフスタイルの中で普段使いするには、「どこかにぶつけてしまいそう」「デザインが少し大仰に感じる」と、敬遠されてしまいがちです。
お客様からも**「高さがあって普段使いしにくいので、もっと高さを低くして、重宝できるようなシンプルなデザインに作り変えたい」**というご相談をいただきました。
そこで今回は、ヒスイの美しい色味を最大限に活かしつつ、引っかかりを極限まで抑えたデザインへリフォームいたしました。
完成したリングがこちらです。

いかがでしょうか。 以前の重厚な雰囲気から一転、とてもスッキリとしたモダンな指輪に生まれ変わりました。

一番のこだわりは、やはり**「高さ」の解消**です。 石を留める位置を指ギリギリまで下げることで、洋服への引っかかりや、ぶつけてしまう心配を軽減しました。
アーム(指輪の腕)の部分には、控えめにメレダイヤを一列に配置。 メインのヒスイを引き立てつつ、シンプルすぎない上品な華やかさをプラスしています。
「これなら買い物やランチなど、普段から気兼ねなく着けられます」と、お客様にも大変喜んでいただけました。
美しいヒスイの緑色が、プラチナのシンプルな輝きの中でより一層際立っていますね。
昔のデザインの指輪は、どうしても「高さ」がネックになりがちです。 もし、宝石箱の中で眠っているジュエリーがございましたら、ぜひ一度カイドージュエリーにご相談ください。今のあなたのライフスタイルに合った、新しい形をご提案させていただきます。