2026.02.13JEWELRY REPAIR
こんにちは、カイドージュエリーです。
ジュエリーやアクセサリーは、素材の価値だけでなく、手にした時の思い出や、そのデザインへの愛着こそが「一生もの」の価値を決めるのだと、日々感じています。
先日、そんな大切な想いが伝わってくる、特別な修理のご相談をいただきました。
お客様がお持ち込みくださったのは、真鍮(しんちゅう)にメッキ加工が施された2点の指輪でした。 長年愛用されてきたことで、表面のメッキが剥がれ、地肌が見えてしまっている状態でした。
実は、当店の修理受付は本来、**「金・プラチナ・シルバー」**といった貴金属に限定させていただいております。
真鍮などの合金素材は、加工の過程で予期せぬ反応が起きやすく、新品同様のクオリティを保証することが非常に難しいため、通常はお断りせざるを得ないケースがほとんどなのです。
一度は丁寧にご説明差し上げましたが、お客様はこう仰いました。
「このデザインが本当に気に入っていて、代わりがないんです。なんとか綺麗になりませんか?」
その真っ直ぐな想いと、ジュエリーを大切にされるお気持ちに心を打たれ、「私たちにできる最大限の力でお応えしたい」と、特別に修理をお引き受けすることに決めました。
今回の工程で最も重要だったのは、メッキをかける前の**「下地作り」**です。
丁寧な研磨: 古くなったメッキを剥離し、真鍮の表面を一点の曇りもなく磨き上げます。ここで少しでも小傷を残すと、仕上がりに影響するため、非常に繊細な作業が求められます。
再メッキ加工: 鏡面のように磨き上げた下地に、改めて美しいメッキを施しました。
出来上がりは、こちらです。




自分たちでも見惚れてしまうほど、驚くほど美しく、気品ある仕上がりになりました! 写真からも、滑らかな表面と眩い輝きが伝わるかと思います。
仕上がった指輪をご覧になったお客様の笑顔を拝見し、素材の枠を超えて、お客様の「お気に入り」を守るお手伝いができたことを、心から嬉しく思いました。
素材や状態によっては、どうしてもお受けできない場合もございます。 ですが、「他店で断られてしまったけれど、どうしても諦めきれない大切な宝物」があるときは、まずは一度私たちにご相談ください。
お客様の「好き」という気持ちに、精一杯寄り添わせていただきます。
▼ カイドージュエリーのジュエリー修理について詳しくはこちら https://kaido-co.jp/jewelry-repair/