今回のダイヤの指輪のリフォームも「祖母から孫へ」というリフォームです。
今回のおばあちゃんのダイヤの指輪はちょっと大きめのダイヤモンドです。

今回はこれをリフォームしてお孫さんのダイヤの指輪にします。ご要望は「メレーダイヤを足してデザイン重視で・・・」とのことです。

いかがでしょうか？
今回はダイヤが大きめなのでどうしても高さが出てしまいます。出来るだけ低くセッティングして、側面からは花が開いて美しいダイヤモンドを支えるようなデザインになっています。メインの大粒のダイヤモンドを周りのメレーダイヤモンドが囲んだデザインに、この花のように支えるデザインがマッチしていると思います。

ヨーロッパには代々と受け継ぐファミリージュエリーという概念があります。よくヨーロッパで「このテーブルと椅子は祖祖母の代からのものです」というコメントなどを聞いたことがあるかと思います。
大粒のダイヤモンドとそれを引き立たせるメレーダイヤモンのこの指輪はこれから先もファミリージュエリーとして十分に値打ちがあるものです。是非、ファミリージュエリーとして代々伝えていってほしいと思います。この指輪をお孫さんが何十年後かに娘に渡せば「このダイヤモンドの指輪は祖祖母の代から伝わるものです」と言えます。さらにその子へと伝われば「三代前のおばあちゃんから我が家に伝わるダイヤの指輪です」となります。
宝石の寿命は何百年もあります。宝石は不変で永遠の宝物です。良いジュエリーをファミリージュエリーとして代々伝えていってほしいものです。