2024.05.22Uncategorized
全国からカルティエタンクの再メッキの修理のご相談をいただきます。その中で中古品を買われた方からの再メッキのご相談が多々あります。
こちらがその一例ですが、私どもが見ると、これは以前に再メッキされた時計であることがすぐに分かります。
お客様に「これは中古(ヴィンテージ)で買われましたか?」と質問すると、必ず「そうです」と返答があります。
では何故?分かるのか?ということですが、全体的にメッキが剥げて白いシルバー925の地金が出てしまっていることで分かります。
こちらが別の時計で再メッキをしていないカルティエタンクです。通常はこのように四隅の一部のメッキだけが剥げて四隅が白くなるだけで全体が白くなることはありません。
こちらはご依頼品の裏蓋ですが、こちらもメッキが薄くなっているのが分かります。表面も裏面も何故そうのようになるのかというと、研磨をして再メッキをした際のメッキの厚みが0.8ミクロン程度であることに原因があります。
当店で研磨をして5ミクロンのメッキをしました。これまでは1ミクロン以下のメッキだったのですが、5ミクロンのメッキになったので耐久性は上がったと思います。
裏面も同様に研磨をして5ミクロンのメッキをしました。
修理料金は33,000円(税込)となります。また往復の送料は無料です。