2026.04.04Uncategorized
カイドージュエリーのブログをご覧いただき、ありがとうございます。 今回は、県外のお客様からメールでご相談いただいた、非常に珍しく、そして驚きを隠せない修理案件をご紹介いたします。
お預かりしたのは、ご祖父様から受け継がれたという大切なヴィンテージのロレックス。ご祖父様が昔、お近くの時計店に修理を出された際、驚くべきことに**「リューズをシチズン製のものに取り換えた」**というのです。
お写真を拝見して、確信しました。 本来、ロレックスのオイスターケースは「ねじ込み式リューズ」によって高い防水性を保つ設計です。しかし、そこにはねじ込み機能を持たないシチズン製のリューズが無理やり取り付けられていました。
リューズは時計の顔であり、心臓部を守る重要なゲートです。他メーカーの、しかも構造の異なるパーツを代用するということは、ロレックス本来の価値と機能を大きく損なうことにつながります。
「大切な時計を、もう一度ロレックスとして蘇らせたい」というお客様の想いに応えるべく、以下の修復作業を行いました。
チューブの交換と純正リューズの取り付け 本体側にロレックス純正のチューブを改めて組み込み、専用のねじ込み式リューズを装着。これにより、本来の気密性と意匠を取り戻しました。

裏蓋およびケースの修復 長年の使用で傷みの激しかった裏蓋やケース各所を丁寧に修復。ヴィンテージの風合いを壊さぬよう、熟練の技術で仕上げました。
内部ムーブメントの点検・調整 リューズ周りの不備は湿気の混入を招きます。内部もしっかりと確認し、今後も長く時を刻めるようオーバーホールを行い、調整を施しました。
完了後、王冠マークの輝くリューズがしっかりとケースにねじ込まれた姿を見て、時計がようやく息を吹き返したように感じました。
「他店で修理を断られた」「納得のいかない修理をされてしまった」とお悩みの方は、ぜひ一度福井のカイドージュエリーへご相談ください。遠方のお客様からの修理も承っております。