2022.12.10WATCH REPAIR
カルティエの変色で一番多く送られてくるのが「マストタンク」です。次に多いのが「マストコリゼ」です。
今回はその「マストコリゼ」の変色取り修理です。
こちらが変色したマストコリゼです。特にベルトを取り付ける部分の変色が激しく黒くなっています。
こちらが裏面の裏蓋の変色です。表面ほどではないようです。
時計を分解して変色取りをするパーツを並べました。裏蓋を留める2個の小さなネジも黒くなっています。
変色取り行いました。本体ケースはバフ研磨をしたのでピカピカになっています。裏蓋はヘアライン仕上げをしたのでこちらも綺麗になっています。小さなネジも金色のピカピカになっている点にも注目してください。
綺麗にしたマストコリゼを組み立てました。バフ研磨で取り除けない傷は残っていますが、全体に艶が戻りピカピカになっています。もし全ての傷を取り除きたい場合は「研磨・再メッキコース」を選んでいただけれは新品のように綺麗になります。
こちらは裏蓋です。変色が取れて綺麗になっています。上下に付いているネジもピカピカです。
ビフォア・アフターの写真です。どうしても安く修理をしたい場合はバフ研磨をせずに変色取りをだけをする9,900円のコースもあります。