2020.03.17IWC
IWC インターナショナルの古い時計のメッキの依頼です。裏蓋が汚くなっているので綺麗に直したいとのこと。現物をみると確かにメッキの剥がれがあり金色がムラになっています。またケースの側面にもメッキの剥がれがあります。たぶんこの時代のものはK18GF(金張り)だったのかも知れません。いずれにせよ剥がれて下地の真鍮が見えています。
機械を取り出して風防(ガラス)を外します。このような年代物の風防は劣化して割れやすくなっているので外す際は要注意です。(お客様には万が一の場合には割れる可能性があることをご了承いただいています)
ケースと裏蓋だけにして研磨をしていきます。下地の真鍮が出てきますが、まるで金メッキされたかのようにピカピカになりました。(このままでいいかも?と思われるでしょうが、このまま放置しておくと確実に錆が出て色が変わってしまいます)
上記の状態から18金の厚メッキを施します。あとは機械を組み入れて、風防を接着すれば出来上がりです。これからもずっと時を刻んで動き続けて欲しいものです。
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