2021.02.24WATCH REPAIR
カルティエの変色取りの修理です。このカルティエも材質がシルバー925で作られており「PLAQUE OR G 20M」という刻印が入っています。これはヴェルメイユという20ミクロンの金張りをしてあります・・・という意味で、たぶんフランス語だと思われます。
余談ですが18金無垢(全て18金)の場合は「K18」という刻印が入ります。18金メッキの場合は「K18GP」という刻印が入り、英語のGold Platedの略されたものです。また18金張りは「K18GF」よいう刻印が入り、英語のGold Filledの略されたものです。
ですからネックレスや指輪、金杯などの刻印を見て「K18」だけなら本物ですし、「K18」の後に「GP」「GF」が付いた「K18GP」はメッキ、「K18GF」は金張りということになります。
今回、変色取り修理をご依頼いただいたのカルティエです。あまり傷がなく綺麗な状態なのですが、残念なことに何か所にもわたって変色があります。
こちらが変色取りをして軽くバフ仕上げをした状態です。とても綺麗になっています。
こちらが裏面です。こちらも擦り傷が少なかったので変色取りとバフ研磨でとても綺麗になっています。
Dバックルも変色取りをしました。こちらも綺麗になっています。
作業内容 : 変色取り、本体研磨、ヘアライン修理
修理費用 : 15,400円(税込)(往復の送料無料)
修理ご希望の方にはお近くのコンビニから当店に無料(着払い)で送ることができる「らくらく送付キット」をお送りいたします。【LINE】または【お問い合せフォーム】から「郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号」をお知らせください。またLINEやメールでお時計の写真をお送り頂くと詳しいご説明が返信できますのでお気軽にご相談ください。
ケースにヴェルメイユ(金張り)の剥がれがある場合はこのような変色取り修理では綺麗になりません。研磨で全体のヴェルメイユを取り去って再メッキをする必要があります。LINEで画像を送っていただきますと「変色取り修理だけでOK」「再メッキをする必要がある」のご返事をさせていただきます。
他の修理事例については【こちら】からご覧ください。