2021.04.18WATCH REPAIR
クオーツ式の腕時計はボタン電池を使って駆動しています。しかしクオーツ式時計を電池が切れたまま何年も放置しておくと電池が液漏れを起こして時計を痛めることになります。
時計を複数本持っている方は使わない時計を放置したままになることが多くなるので特に注意をしていただきたいと思います。
写真はクオーツ式のカルティエの時計です。漏液をした液が乾いて白い粉状になっています。通常はここまで酷くなることはありませんが、大半がボタン電池の下部にこのような白い粉が出てしまいます。
ボタン電池の内側がマイナス側、外側がプラス側になります。通常はこの境目から液漏れを起こします。
漏液で白い粉が出るとその粉が歯車に噛んで時計が動かなくなります。写真の赤い丸い部分が合成ルビーで出来た「石」と呼ばれる部分です。この下に歯車が入っていますが、歯車は電池の収納箇所のすぐ隣にあるので汚れて時計が動かなくなります。このようになるとオーバーホールが必要になります。
時計は電池が切れて動かなくなっていたら、早めに電池交換をしましょう。通常は電池が切れて6か月~1年くらいは大丈夫なことが多いのですが、条件にもよりますので大きな修理代金がかからないように時計の動きを時々チェックしておきましょう!
修理費用 : カルティエの電池交換 2,200円(税込)
修理費用 : カルティエのオーバーホール 29,700円(税込)
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