カルティエタンクの変色取りの修理をご依頼いただきました。しかし、今回はヴェルメイユ（メッキ）の剥がれがいつもと違うようです。

修理前のカルティエタンク

この写真を見ると時計のケース全体が金色が薄くなっています。これはメッキが剥がれてきているのだと思いますが、本来のヴェルメイユの剝がれの場合は１００％がケースの四隅の端から剥がれてきます。
このようなメッキの剥げ方をしたタンクは以前にヴェルメイユを剥がして再メッキをしたものが、またメッキが剥げてきたものだと思います。

こちらが裏面です。こちらにはメッキの剥がれがありませんが、沢山の打ち傷の凹みと細かい擦り傷が入っています。

本体ケースは研磨をして鏡面仕上げにします。裏蓋も研磨をしますが刻印が入っているので深い凹みは取らずに残しておきます。

本体ケースと裏蓋にメッキを施しました。とても綺麗になりました。

修理後のカルティエタンク

時計を組み立てました。裏蓋にはわずかに凹みは残っていますが、綺麗になりました。

ベルトを付けて完成です。お客様の手元に渡るまで小傷が付かないようにビニールを巻いて発送します。

今回のカルティエ【Cartier】の修理料金
作業内容 : 研磨・極厚メッキ修理
修理費用 : 27,500円（税込）
メッキ修理には2年保証が付いています。
往復の送料は無料です。

「変色取り修理」と「再メッキ修理」の価格、作業内容については下記をご覧ください。
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