カルティエタンクの変色取りのご依頼です。LINEで写真を送っていただきました。変色が激しく写真ではヴェルメイユ（メッキ）の剝がれが有るのか、無いのか、が判断が付かない状態です。お客様には取り敢えず変色取りをしてから再メッキが必要かどうかのお見積りをお知らせすることにしました。

修理前のカルティエタンク

この写真のように変色が激しく、長期間使われていなかったのだと思われます。

パーツの変色取り修理を行いました。見えなかったヴェルメイユ（メッキ）の剝がれが見えてきました。写真のようにかなり剥がれています。

拡大するとこのような剥げ方をしています。カルティエタンクの場合はほとんどが四隅のこの位置から剝がれてきます。

時計ケースを研磨で完全にヴェルメイユを剥がして鏡面仕上げにしました。またこのタンクは裏蓋も触ると剥がれてくるので、裏蓋のヴェルメイユも剥がしました。

18金メッキをしました。ケース、裏蓋共にとても綺麗に仕上がっていると思います。

修理後のカルティエタンク

機械を組み入れて完成です。お預かりした時とは見違えるように綺麗になりました。

今回の研磨・再メッキをした修理は5ミクロンのメッキをした27,500円コースです。1ミクロンの19,800円のコースもございます。