2025.08.24WATCH REPAIR
カルティエのアイコンウォッチ「マストタンク」。そのクラシカルなデザインは世代を超えて愛されていますが、経年によるメッキの剥がれや変色にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
「もう修理は無理だろうか…」と諦めてしまう前に、ぜひ一度、カイドージュエリーにご相談ください。今回は、これまでで最も状態が悪かったカルティエ マストタンクのメッキ剥がれを、独自の技術で蘇らせた驚きの修理事例をご紹介します。
添付の写真をご覧ください。
ご覧の通り、時計本体のゴールドメッキが広範囲にわたり剥がれ落ち、下地のシルバーや黒ずみが露出しています。リューズ(時刻を合わせるつまみ)周りや、ラグ(ベルトをつなぐ部分)も同様に激しく変色しています。そして裏蓋も真っ黒になっています。一般的な修理店では「修理不可」と判断されてしまうような、非常に状態の悪いものでした。
カイドージュエリーは、この状態を新品同様に蘇らせるために、独自の技術と丁寧な工程で再メッキ修理を行いました。
1. 剥がれたメッキの完全除去と研磨 まず、研磨で古いメッキを完全に剥離し、下地を丁寧に研磨することで、凸凹や傷を滑らかに整えます。この鏡面にする下地処理が、美しくメッキを乗せるための最も重要な工程です。また裏蓋にはヘアラインを入れてサテン加工をします。
2. 独自技術による再メッキ 日本のメッキ工場のメッキの厚みは0.8ミクロン以下と言われていますが、当店は難しいとされる5ミクロンの厚いメッキを独自のメッキ技術で施します。熟練の職人が、ムラなく均一に18金ゴールドメッキを施していきます。
3. 新品同様の輝きを取り戻す仕上げ 再メッキ後、時計全体の細かな部分まで検査を行い、細かな傷を付けないように丁寧に時計を組み立てていきます。このような細部にこだわった修理が美しい輝きを取り戻します。
そして、こちらが修理を終えたマストタンクです。
いかがでしょうか?広範囲にわたる剥がれや変色はどこにもなく、ゴールドの美しい輝きが完全に復活しました。お客様も、この劇的な変化に大変驚かれ、心から喜んでくださいました。
「遠方だから修理を依頼できない…」とご心配の方もご安心ください。カイドージュエリーでは、LINEを通して全国のお客様から修理のご依頼を承っています。時計の写真を送っていただくだけで、専門の職人が状態を拝見し、正確な見積もりをご提示します。
【今回の修理費用】
状態がひどく、手間と時間がかかる修理ですが、お客様に安心してご依頼いただけるよう、良心的な価格を設定しています。修理期間は40〜50日程度いただいております。
カイドージュエリーでは、今回の再メッキ修理の他にも、時計の外装研磨新品仕上げやオーバーホール、変色取り修理など、大切な時計を長くお使いいただくためのサービスを幅広くご提供しています。
時計の変色やメッキ剥がれでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。 あなたの思い出の詰まった時計を、心を込めて蘇らせます。