「あの頃の輝きをもう一度…」
世界中の女性を魅了し続けるカルティエ(Cartier)の傑作「マストタンク(Must Tank)」。スクエアなケースデザインとローマ数字の文字盤が、流行に左右されない永遠の美しさを放っています。
しかし、長年のご愛用や保管状態によって、ケースの変色や、特にマストタンクに多いメッキ剥がれが発生してしまうことがあります。大切にしてきた時計だからこそ、美しく保ちたいですよね。
カイドージュエリーでは、そんなマストタンクの輝きを、誕生当時のように完璧に修復する**「変色取り」「研磨」「厚い再メッキ修理」**のサービスを提供しています。
⌚今回のマストタンク修理事例:黒ずみとメッキ剥がれを再メッキで徹底修復
今回ご依頼いただいたのは、長年のご愛用でケース全体が黒く変色し、さらにラグ部分を中心にメッキが剥がれて地金が見えてしまっていたカルティエ マストタンクです。


【修理内容】
- 変色取りと下地処理: ケースの黒ずみと古いメッキを丁寧に除去し、均一な下地を作ります。
- 熟練の研磨: 傷を最小限に抑えつつ、ケースの美しいフォルムを再現するための研磨を行います。
- 5ミクロンの厚い再メッキ: 剥がれにくいように、通常よりも遥かに厚い5ミクロンのゴールド再メッキを施しました。
【修復結果】
ご覧ください。長年の傷や黒ずみは消え、まるで新品のような眩い輝きを取り戻しました。
カイドージュエリーの再メッキは、一般的な修理店では困難とされる5ミクロンという厚みにこだわっています。この厚さこそが、深みのある美しいゴールドカラーと、耐久性の高さを実現する秘訣です。
「もう諦めていた…」という方も、ぜひ一度、カイドージュエリーの時計修理にご相談ください。
🏛️ カルティエの歴史:王のジュエラーから時計界の革命へ
カルティエは、1847年にルイ=フランソワ・カルティエがパリで創業した、世界を代表する高級ジュエラーです。その卓越した技術と芸術性は、たちまちヨーロッパ中の王侯貴族を魅了し、「王のジュエラー、ジュエラーの王」と呼ばれるようになりました。
カルティエの歴史は、そのまま時計の歴史と深く結びついています。
【飛行家のために生まれた世界初の腕時計**「サントス」**】
1904年、ルイ=フランソワの孫であるルイ・カルティエは、友人の飛行家アルベルト・サントス=デュモンのために、飛行中にポケットから出さずに時間を確認できる腕時計を考案しました。これが、世界初の男性用実用腕時計**「サントス」**の誕生です。
懐中時計が主流だった時代に、カルティエは宝飾技術を駆使して、実用性と美しさを兼ね備えた腕時計という新たなジャンルを確立したのです。
⚔️ **タンク(Tank)**の誕生秘話:第一次世界大戦の戦車からインスパイア
カルティエ タンクが誕生したのは、1917年のことです。
インスピレーション源となったのは、なんと第一次世界大戦で活躍した**フランスの戦車「ルノー FT-17型」**でした。
戦車の無限軌道(キャタピラー)を思わせる左右の垂直なラグ(ケースからストラップにつながる部分)と、戦車の操縦室を思わせるスクエアなケースが一体となったデザインは、当時の丸型が主流だった時計デザインに革命をもたらしました。
「戦車」という無骨なモチーフを、これほどまでに洗練されたエレガントな時計へと昇華させたルイ・カルティエの天才的な発想力とデザイン力には、今もなお世界が驚嘆しています。
【マストタンクの登場:より手の届くエレガンス】
1970年代に入り、より多くの方にカルティエのエレガンスを届けたいというコンセプトのもと、**「マスト ドゥ カルティエ(Must de Cartier)」**コレクションが発表されました。
その代表格が、今回の修理品である**「マストタンク」**です。
スターリングシルバー(925銀)のケースに厚いゴールドメッキを施したヴェルメイユ仕上げを採用することで、タンクの持つ普遍的な美しさはそのままに、価格を抑えて普及。ファッションアイテムとしても爆発的な人気を博し、アンティーク・ヴィンテージウォッチとしても今なお高い人気を誇っています。
🛡️ マストタンクの輝きを維持するために:再メッキとオーバーホールの重要性
マストタンクに多く見られるメッキ剥がれや変色は、ご使用による汗や皮脂、経年劣化によって避けることができません。特にマストタンクのケース素材はシルバーであるため、メッキが剥がれると地金が酸化し、黒ずみ(硫化)が進行してしまいます。
カイドージュエリーでは、このメッキ剥がれや変色の修理に特化し、以下の品質を約束します。
- 徹底した変色・剥がれ取り: 表面の劣化層を完全に除去し、美しい下地を整えます。
- 5ミクロンの厚金再メッキ: 耐久性を高め、長くご愛用いただくための厚い再メッキ技術。
- カルティエ特有のフォルム再現: 熟練の研磨師が、タンクのシャープでエレガントなケースラインを復元します。
また、ケースが美しくなっても、ムーブメントのコンディションが悪ければ、時計の寿命は縮んでしまいます。時計を長くお使いいただくためには、**3~5年に一度のオーバーホール(分解掃除)**が不可欠です。
カイドージュエリーは、カルティエをはじめとする高級ブランドの時計修理・オーバーホールを専門としております。
マストタンクの再メッキ修理から、ムーブメントのオーバーホールまで、あなたの愛するカルティエの時計修理は、ぜひカイドージュエリーにお任せください。
👇 カイドージュエリーの時計修理事例はこちら https://kaido-co.jp/watch-repair/