2025.09.28WATCH REPAIR
「長年愛用しているカルティエの時計、ケースが黒く変色してしまって…」「深い傷がたくさんついて、もう直せないかしら…」
そんなお悩みをお持ちの方はいませんか?
今回カイドージュエリーがお預かりしたのは、まさに長年の歴史を物語るように、ケースが黒く変色し、さらに深い打ち傷がいくつも見られるカルティエ マストコリゼです。
しかし、ご安心ください。適切な修理を施すことで、この美しい時計は必ず蘇ります。今回は、変色取り・研磨・再メッキ修理で奇跡的な復活を遂げたマストコリゼの事例をご紹介します。
お預かり時の時計をご覧ください。
ケース全体が黒く変色し、裏蓋も変色が進んでいました。また、ケースにはいくつも深い打ち傷が見られ、本来の輝きは失われています。
カルティエの**ヴェルメイユ(VERMEIL)**モデルは、**銀無垢(ARGENT 925)**に厚く金張り(PLAQE OR G 20M)を施したもので、経年により銀の酸化(変色)が進み、黒ずんでしまうのが特徴です。
長年の黒ずみと深い傷を完全に解消するため、今回は**「変色取り・研磨・再メッキ修理」**を実施しました。
ムーブメント(機械)を取り出し、ケースと裏蓋のメッキを研磨で剥がし、ケースを形成する銀無垢の状態に戻します。この時、深い打ち傷を一つ一つ丁寧に研磨し、ケースの原型を整えます。
傷を消したケース全体に、再び**5ミクロンの厚く美しい金メッキ(ヴェルメイユ)**を施します。
ご覧ください!まるで時計が時間を巻き戻したかのように、新品当時の輝きを取り戻しました!
黒ずみは完全に消え、深い打ち傷もすっかり見えなくなりました。裏蓋の刻印もくっきりと蘇り、マストコリゼ本来のゴールドの艶が息を吹き返しました。
この「マストコリゼ」の円形で優美なデザインは、なぜこれほどまでに愛され続けているのでしょうか。
「Colisée(コリゼ)」とは、フランス語で「円形競技場」、すなわち**「コロッセオ」**を意味します。
その名の通り、マストコリゼのケースはローマの象徴である円形闘技場コロッセオを彷彿とさせる、完璧な円形をしています。また、時計とベルトをつなぐラグ(ベルト取り付け部分)は、その円を途切れさせないよう、リング状にデザインされています。
これは、カルティエが古くから大切にしてきた**「曲線美」と「永遠性」**を表現したデザインであり、「永遠に途切れない愛」を連想させることから、今もなお多くの人に愛されているのです。
カイドージュエリーは、この**「永遠の愛」**というロマンティックな逸話を持つ時計を、再び長くご愛用いただけるよう、心を込めて修理いたします。
今回の「変色・傷の研磨・再メッキコース」の料金は33,000円となります。
「諦めてしまった時計がある」「大切な人から譲り受けた時計を蘇らせたい」という方は、ぜひカイドージュエリーにご相談ください。
カイドージュエリーでは、全国から修理を承っております。まずはお気軽にご連絡ください!
👇 カイドージュエリーの時計修理事例はこちら https://kaido-co.jp/watch-repair/