2025.10.05WATCH REPAIR
カイドージュエリーの時計修理ブログへようこそ。
今回は、多くの方に愛されるカルティエの名作、「タンクフランセーズ」の再メッキ修理をご紹介します。過去にステンレス素材に金色の再メッキを施された時計が、長年のご愛用によりメッキ剥がれを起こし、当工房へご依頼いただきました。
→ 修理のビフォーアフター写真はこちらからご覧ください!【https://kaido-co.jp/watch-repair/】
時計のメッキ剥がれは、見た目の美しさを損なうだけでなく、素材の保護という点でも気になります。特に、ステンレス素材に金色のメッキを施したモデルは、ご使用頻度が高いほど、メッキが擦り減り地金が見えてしまうことがあります。
私たちカイドージュエリーでは、単にメッキをかけ直すだけでなく、元のデザインを忠実に再現することにこだわります。
この丁寧な再メッキ修理により、お客様のタンクフランセーズは、再び黄金の輝きを取り戻し、新たな時を刻み始めました。
さて、お客様の愛機「タンクフランセーズ」のルーツである「タンク」には、知られざる誕生秘話があります。
カルティエの時計は、単なる時間を知る道具ではなく、ジュエリーブランドとしての高い宝飾技術が活かされた芸術品です。
「タンク」が生まれたのは第一次世界大戦終結間もない1917年。
創業者の孫であるルイ・カルティエは、戦場で活躍したフランスの**「ルノー製戦車(タンク)」**の幾何学的な平面図からインスピレーションを得たと言われています。
この革新的な「タンク」のデザインは、その後の時計デザインに大きな影響を与え、「タンクフランセーズ」をはじめとする様々な派生モデルを生み出しました。
愛用の時計に秘められた歴史を知ることは、所有する喜びをさらに深めてくれますね。
カイドージュエリーでは、このような名作時計の修理・オーバーホール・再メッキを承っております。**「もう直らないかも…」**と諦めていた大切な時計も、ぜひ一度ご相談ください。
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