2026.01.31WATCH REPAIR
今回は、
**本体ケースと裏蓋が真っ黒に変色し、ケース四隅のメッキが剥がれてしまった
カルティエ マストタンク(Must de Cartier Tank)**の
再メッキ修理事例をご紹介します。


写真の通り、修理前は
ケース全体が黒く変色
裏蓋も強い黒ずみ
四隅のメッキが完全に剥がれ、下地が露出
という、マストタンクでよく見られる重度の経年劣化状態でした。
カルティエ マストタンクは、
SV925(シルバー)に金メッキを施したヴェルメイユ仕様です。
この構造のため、
銀素材の硫化による黒変
汗・皮脂・湿気の影響
四隅など摩耗しやすい部分からのメッキ剥がれ
が長年の使用で進行します。
特に今回のように
ケースと裏蓋の両方が黒変+角の剥がれがある場合は、
部分修理ではなく再メッキ修理が最適な選択となります。
ムーブメントを取り外し、
ケース・裏蓋のみの状態にして作業を行います。
真っ黒に変色した銀素材を見極めながら、
素材を傷めないよう慎重に変色を除去します。
四隅の剥がれ部分も、
段差が残らないよう丁寧に整えます。
ケースラインを崩さないよう注意しながら、
マストタンク特有の直線美を活かした鏡面仕上げを施します。
この工程が、
再メッキ後の美しさと高級感を大きく左右します。
一般的な時計修理よりも厚みのある5ミクロン再メッキを採用。
発色の美しさ
均一な色味
高い耐久性
を兼ね備えた、長く使える仕上がりです。
再メッキ後は、


ケース・裏蓋ともに均一なゴールドカラー
四隅の剥がれは完全に解消
鏡面ならではの上品な輝き
となり、
真っ黒だったマストタンクが新品のような表情を取り戻しました。
写真を見比べていただくと、
修理前後の違いが一目で分かります。
マストタンクの再メッキは、
ただ金色を乗せるだけ
研磨を省略する
といった工程では、
すぐにムラや剥がれが再発してしまいます。
カイドージュエリーでは、
✔ 宝飾修理で培った研磨技術
✔ ヴェルメイユ素材への深い理解
✔ 見た目と耐久性の両立
を重視し、長く使える再メッキ修理を行っています。
当店では、
マストタンク LM / SM
黒変・変色取り
メッキ剥がれ
ケース・裏蓋再メッキ
など、マストシリーズの修理実績が豊富です。
「ここまで傷んでいても直るの?」
という状態でも、
適切な工程を踏めば美しく蘇ります。
カルティエ マストタンクは、
再メッキ修理によって価値と美しさを取り戻せる名作時計です。
黒変やメッキ剥がれでお悩みの方は、
諦める前にぜひ一度ご相談ください。
📍 カイドージュエリー|時計修理・再メッキ専門
カルティエ修理実績多数。
大切な一本を、もう一度輝かせます。