2026.02.01WATCH REPAIR
今回は、
**本体ケース全体が褐色に変色し、金メッキが剥がれてしまった
カルティエ マストコリゼ(Must de Cartier Colisée)**の
再メッキ修理事例をご紹介します。


写真の通り、修理前は
ケース全体が茶色く変色、裏蓋は真っ黒に変色している
金色の輝きが失われている
メッキが摩耗し、下地が見え始めている
という、マストコリゼで非常によく見られる状態でした。
「コリゼ(Colisée)」とは、
フランス語で“円形競技場”を意味し、ローマのコロッセオに由来する名称です。
カルティエ マストコリゼは、
この名前の通り、
柔らかな丸みを帯びたケース
厚みのある立体的なフォルム
上下のラグが特徴的な独特の構造
を持つ、クラシックかつ彫刻的なデザインの時計です。
1970〜80年代に登場した
Must de Cartier(マスト ドゥ カルティエ)シリーズの中でも、
ひと目で分かる個性を持つモデルとして高い人気を誇ります。
一方で、この立体的なケース形状は
経年による変色やメッキ剥がれが目立ちやすいという側面もあります。
マストコリゼは、
SV925(シルバー)
その上に金メッキを施したヴェルメイユ仕様
で作られています。
そのため、
銀素材の酸化・硫化による褐色変色
汗や皮脂の影響
曲面部分でのメッキ摩耗
が長年の使用で進行します。
今回の時計も、
変色とメッキ剥がれが同時に進んだ状態だったため、
変色取りではなく再メッキ修理を行いました。
ムーブメントを取り外し、
ケース単体の状態にして作業を行います。
褐色に変色した部分や古いメッキを除去し、
ケース全体を均一な下地に整えます。
立体的な曲面を持つマストコリゼは、
形状を崩さない研磨技術が重要になります。
丸みのあるケースラインを活かしながら、
なめらかで美しい鏡面仕上げを施します。
一般的な再メッキよりも厚みのある5ミクロン仕上げを採用。
発色が良い
色ムラが出にくい
耐久性が高い
長く使えることを重視した再メッキです。


再メッキ後は、
ケース全体が均一なゴールドカラー
褐色変色や剥がれは完全に解消
立体感のある美しい反射
となり、
マストコリゼ本来のエレガントな存在感が蘇りました。
丸型ケースの魅力が、
より一層際立つ仕上がりです。
マストコリゼのような立体的ケースは、
研磨が粗いと形が崩れる
下地処理が甘いと再メッキ後にムラが出る
といったリスクがあります。
カイドージュエリーでは、
✔ 宝飾修理で培った研磨技術
✔ ヴェルメイユ素材への深い理解
✔ 見た目と耐久性を両立した再メッキ
を大切にしています。
当店では、
マストコリゼ
マストタンク
マストシリーズ全般
変色取り・再メッキ修理
など、カルティエの修理実績が豊富です。
「褐色に変色してしまった」
「メッキが剥がれてしまった」
そんなお悩みも、
正しい工程で修理すれば美しく蘇ります。
カルティエ マストコリゼは、
デザイン性の高い名作だからこそ、丁寧な再メッキ修理が重要です。
変色やメッキ剥がれでお困りの方は、
ぜひ一度ご相談ください。
📍 カイドージュエリー|時計修理・再メッキ専門
カルティエ修理実績多数。
大切な時計を、もう一度美しく。