2026.02.13WATCH REPAIR
時代を超えて愛される名作時計、カルティエの「マストタンク(Must de Cartier Tank)」。 エレガントなデザインが魅力ですが、長年愛用していると**「ケースが茶色や黒に変色してしまった」「メッキが剥がれて地金が見えてきた」**といったお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、全体が激しく変色し、メッキ剥がれも起こしていたマストタンクを、カイドージュエリーの**「鏡面研磨」と「5ミクロン厚再メッキ」**で見事に蘇らせた修理事例をご紹介します。
今回お預かりしたマストタンクは、経年劣化によりケース全体が深刻なダメージを受けていました。
【Before】修理前の状態


ご覧の通り、ケースの表面は真っ黒に近い褐色に変色してしまっています。裏蓋も全体的に茶色くくすみ、本来のゴールドの輝きは失われています。また、所々でメッキが剥がれ、時計全体が疲れた印象になっていました。
マストタンクのケース素材は「ヴェルメイユ」と呼ばれ、スターリングシルバー(SV925)の上に金を貼り付けたものです。ベースが銀であるため、長期間空気に触れたり、傷ついたメッキの隙間から硫化が進むことで、このように黒ずんでしまうのが宿命です。
「もう綺麗にならないのでは?」と諦める前に、カイドージュエリーにお任せください。
当店では、単に上から色を塗るような簡易的な補修は行いません。新品同様の輝きを取り戻すため、以下の工程を丁寧に行います。
下地処理(鏡面研磨): まず、古くなったメッキや変色層を全て綺麗に剥離します。その上で、職人が丁寧に研磨を行い、ケース表面の小傷を消して美しい鏡面(ミラー)仕上げにします。この下地作りが、仕上がりの輝きを左右する最も重要な工程です。
5ミクロンの厚い再メッキ: 鏡面に仕上げたケースに、5ミクロン(μ)という非常に厚い18Kゴールドメッキを施します。 一般的な再メッキ修理よりも厚みを持たせることで、**「深みのある高級感あふれる色艶」と「剥がれにくく、傷に強い耐久性」**を実現します。
熟練の職人の手によって修理を終えたマストタンクがこちらです。
【After】修理後の状態


いかがでしょうか。 あの真っ黒に変色していたケースが、まるで新品のように透き通ったゴールドの輝きを取り戻しました。
表面の鏡面仕上げは、周囲の光を反射するほど滑らかです。裏蓋の刻印もしっかりと残しつつ、均一で美しいゴールドカラーに仕上がっています。5ミクロンの厚メッキにより、カルティエ特有の重厚感も完璧に再現されました。
「思い出の時計をもう一度身につけたい」 「変色が気になって引き出しにしまったままになっている」
そんなカルティエ マストタンクをお持ちの方は、ぜひカイドージュエリーにご相談ください。 当店の「鏡面研磨 + 厚メッキ」技術で、あなたの大切な時計を美しくよみがえらせます。
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