2026.02.21WATCH REPAIR
アンティークウォッチとしても根強い人気を誇るカルティエの「マストタンク(Must de Cartier Tank)」。そのクラシカルでエレガントな佇まいは、いつの時代も色褪せない魅力があります。
しかし、長年ご愛用されていたり、長期間保管していたりすると、**「時計のケースが褐色や紫色に変色してしまった」**というお悩みを抱える方が非常に多くいらっしゃいます。
今回は、そんな変色してしまったカルティエ マストタンクを、カイドージュエリーこだわりの**「変色取り修理」**で本来の美しいゴールドの輝きによみがえらせた修理事例をご紹介します。
今回お預かりしたマストタンクは、ケース全体、特に側面やラグ(ベルト接続部分)、そして裏蓋にかけて強い褐色の変色が見られました。
【Before】お預かり時の状態


写真でもお分かりいただけるように、本来のゴールドの輝きは失われ、まるで錆びてしまったかのように赤茶色やくすんだ紫色に変色しています。
マストタンクのケースは「ヴェルメイユ」という、シルバー925の上に金メッキを施した素材で作られています。この下地のシルバーが空気中の成分(硫化水素など)と反応して「硫化」を起こすことで、表面にこのような変色が現れてしまうのです。
このような変色に対して、表面をただ強くこすったり、市販のクリーナーを不用意に使ったりすると、大切な金メッキまで剥がしてしまう恐れがあります。
カイドージュエリーでは、時計に負担をかけず、かつ細部まで完璧に綺麗にするために、時計を一度分解し、パーツごとに丁寧に「変色取り」の処置を行います。
丁寧な分解作業: ムーブメント(機械部分)、リューズなどを慎重に取り外し、ケース単体の状態にします。これにより、隙間に溜まった汚れや変色も逃さず処置できます。
パーツごとの変色除去: 残っているオリジナルの金メッキ層を極力傷めないよう、特殊な溶剤や専門的な技術を用いて、表面の変色(硫化膜)だけを優しく、かつ確実に取り除いていきます。
洗浄と組み直し: 変色を取り除いた後は綺麗に洗浄し、再び丁寧に組み上げます。
熟練の職人による丁寧な変色取り修理を終えたマストタンクがこちらです。
【After】修理完了後の状態


いかがでしょうか。あんなに頑固だった褐色の変色が嘘のように消え去り、カルティエらしい上品で温かみのあるゴールドの輝きが完全によみがえりました!
正面からの印象もパッと明るくなり、時計本来の気品を取り戻しています。
裏蓋の刻印周りのくすみも綺麗に落ち、清潔感のある美しい仕上がりです。今回は再メッキではなく「変色取り」のみですが、ここまで綺麗にすることが可能です。
変色取り修理は15,400円です。また往復の送料は弊社が負担させていただきます。
「時計が変色してしまって、恥ずかしくて着けられない」 「メッキが剥がれているのか、ただの変色なのか分からない」
そんなお悩みをお持ちの方は、諦めてしまう前にぜひカイドージュエリーにご相談ください。 時計の状態をしっかりと拝見し、今回のような「変色取り修理」で綺麗になるのか、あるいは「再メッキ修理」が必要なのか、最適なメンテナンス方法をご提案させていただきます。
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