2026.02.25WATCH REPAIR
今回お預かりしたカルティエのマストタンクは、長年のご愛用により、時計本体ケースから裏蓋に至るまで全体的に黒ずんだような変色が見られました。 また、日常的に擦れやすいケースの四隅はメッキが剥がれて下地のシルバー(銀)が露出し、さらにケースサイドなどにはぶつけた際にできる「打ち傷」が多く見受けられる状態でした。


マストタンクは「ヴェルメイユ」という、シルバー925の上にゴールドメッキを施した特殊な素材で作られています。そのため、経年変化による変色や、物理的なダメージによるメッキ剥がれはどうしても避けては通れません。
カイドージュエリーでは、ただ上から金メッキをかけ直すのではなく、時計の構造を理解した上で、熟練の職人が一つひとつの工程を丁寧に行います。
安全な分解作業 まずは時計を丁寧に分解し、外装ケースのみの状態にします。大切な内部のムーブメント(機械)やガラス、文字盤などを安全に保護した上で作業を進めます。
傷を消すための丁寧な「鏡面研磨」 メッキの仕上がりを左右するのが、下地を整える研磨作業です。パーツごとに古いメッキを落としつつ、無数にあった打ち傷や小傷を丁寧に研磨して平滑な面を作り出します。ここで美しい鏡面状態に仕上げることで、メッキ後の輝きが格段に変わります。
美しさが長持ちする「5ミクロンの厚メッキ」 綺麗に整えた下地の上に、新たにゴールドメッキを施します。カイドージュエリーの再メッキの最大の特徴は、「5ミクロン」という非常に厚いメッキを採用している点です。0.8ミクロン以下の通常のメッキよりもはるかに分厚く施すことで、深みのある美しい輝きを実現するだけでなく、日常使いでも剥がれにくい高い耐久性を確保しています。
再メッキ修理が完了したマストタンクがこちらです。 全体を覆っていたくすみや変色、そして気になっていた多くの打ち傷や四隅のメッキ剥がれもすっかり綺麗になくなりました。


カルティエらしい、華やかで品のあるゴールドの輝きが蘇り、まるで新品のような仕上がりです。もちろん、裏蓋の刻印(Cartier、VERMEILなど)は潰すことなく、綺麗に残した状態で仕上げております。
「譲り受けた時計の傷や変色がひどくて着けられない」 「お気に入りのアンティーク時計を綺麗に直したい」
そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度カイドージュエリーにご相談ください。カルティエをはじめ、様々なブランド時計の修理・オーバーホール・外装仕上げ(再メッキ)を承っております。
傷だらけになってしまった時計も、職人の技術とこだわりの厚メッキで、大切な時計の輝きを蘇らせます。
▼時計修理に関する他の事例はこちらから カイドージュエリー 時計修理ページ(https://kaido-co.jp/watch-repair/)
全国どこからでも郵送での修理も承っております。お持ちの時計の状態に合わせて最適なお見積もりをご提案いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。