2026.03.06WATCH REPAIR
世界中のファンに愛されるカルティエの「マストタンク」。しかし、久しぶりにケースから出してみたら「本体が赤茶色に変色している」「裏蓋が黒ずんでいる」といった状態に驚かれた方も多いのではないでしょうか。
今回は、カイドージュエリーで承ったマストタンクの「変色取り・再メッキ修理」の事例をご紹介します。
マストタンクの多くは、シルバー925に金メッキを施した「ヴェルメイユ(Vermeil)」という技法で作られています。
硫化現象: 素材の銀が空気中の硫穫成分と反応し、黒や茶褐色に変色します。
メッキの摩耗: 長年の使用で表面の金メッキが薄くなると、下地のシルバーが露出し、より変色しやすくなります。


写真のように、本体のサイドや裏蓋に独特の変色が現れるのは、ヴェルメイユ特有の経年変化と言えます。
当店では、ただ磨くだけではなく、時計の寿命を延ばすための丁寧な工程を踏んでいます。
完全分解: 時計をパーツごとに分解し、細部までメンテナンスできる状態にします。
丁寧な変色取りと鏡面研磨: 熟練の職人がパーツごとに専用の技術で変色を取り除き、下地を整えます。


表面の比較: 真っ黒だったケースサイドが、濁りのない黄金色に復活
裏蓋の比較: 刻印が隠れるほどの変色が消え、美しい鏡面に。
変色してしまったマストタンクも、適切な修理を施せば見違えるほど美しくなります。「古いものだから」と諦めず、ぜひカイドージュエリーへご相談ください。
カイドージュエリーの時計修理・再メッキ詳細はこちら https://kaido-co.jp/watch-repair/