2026.03.29WATCH REPAIR
「大切にしていた手巻きのマストタンクが、真っ黒になってしまった」 「角のメッキが剥がれ、アンティークとしての美しさが損なわれている」
そんなお悩みをお持ちの方へ。カルティエの名品「マストタンク」の中でも、特に愛好家の多い手巻きモデル。長年の眠りから目覚めた際、写真のように深刻な変色やメッキ剥がれが見られるケースは少なくありません。
カイドージュエリーでは、独自の高度な研磨技術と**「5ミクロン厚金メッキ」、そしてオリジナルの質感を再現する「ヘアライン仕上げ」**によって、新品当時の輝きを完全復元いたします。
今回お預かりしたのは、年代物の手巻きマストタンク。ケース全体が酸化・硫化し、見る影もなく変色していました。
本体ケース: 四隅のメッキが摩耗し、全体が真っ黒に。ゴールドの輝きは一切失われています。
裏蓋: 刻印が判別しにくいほど深刻な黒ずみに覆われていました。
この状態は、シルバー925に金メッキを施す「ヴェルメイユ」特有の経年変化ですが、プロの技術があればここまで美しく蘇ります。
ヴィンテージウォッチの魅力を引き出すため、私たちは以下の工程を徹底しています。
繊細な手巻きムーブメントを保護するため、まずは時計を完全に分解。ケースと裏蓋のみの状態にした上で、専用の技術を用いて細部の変色まで丁寧に取り除きます。
パーツの役割に合わせ、仕上げを使い分けます。
本体ケース: 熟練の職人が、四隅の剥げ跡や小傷を慎重に研磨。歪みのないシャープな**「鏡面仕上げ」**を施します。
裏蓋: 研磨で面を整えた後、あえて繊細なラインを入れる**「ヘアライン仕上げ」**を採用。これにより、ベタつきのない、高級感漂う当時の質感を忠実に再現します。
一般的な再メッキ(0.8ミクロン以下)の数倍の厚みを持つ、「5ミクロン」の18金メッキを施します。
重厚な質感: 手巻きタンクにふさわしい、しっとりと深い黄金色が復活します。
抜群の耐久性: 厚いメッキ層が地金を保護し、再び剥げたり変色したりするのを大幅に抑え、次世代へ繋げる状態にします。

真っ黒だったケース が、四隅まで隙なく黄金色に輝き、エッジの効いた鏡面仕上げへと生まれ変わりました。

酸化膜が消え、美しいヘアラインの中に「Cartier」や「VERMEIL」の刻印が気品高く浮かび上がっています。
手巻きのマストタンクは、適切に手を入れれば一生時を刻み続けられる宝物です。カイドージュエリーでは、その歴史を尊重し、1本1本最高の技術を注ぎ込みます。
「もう直らない」と諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。全国からの配送修理も承っております。
▼カルティエ マストタンクの再メッキ・変色取りの詳細はこちら https://kaido-co.jp/watch-repair/