2026.04.01WATCH REPAIR
「大切にしていたマストタンクが、真っ黒に変色して傷だらけに……」 「古いクォーツモデルだけど、新品のように綺麗に直せるの?」
そんなお悩みをお持ちの方へ。カルティエのアイコン「マストタンク」は、シルバー925に金メッキを施した「ヴェルメイユ」という繊細な技法で作られています。そのため、経年による酸化(黒ずみ)や、日常使いでつく打ち傷は避けて通れません。
カイドージュエリーでは、そんな満身創痍の状態からでも、**「完全分解・精密研磨・5ミクロン厚金メッキ」**によって、当時の輝きを完璧に呼び戻します。
今回お預かりしたクォーツのマストタンクは、長年の歳月を感じさせる非常にタフなコンディションでした。
本体ケース: 全体が完全に真っ黒に変色し、サイドや角にはぶつけてしまった際にできた「打ち傷(凹み)」が何箇所も見られます。
裏蓋: 本来のゴールドの面影はなく、酸化膜によって覆い尽くされていました。
このレベルのダメージは、簡易的なクリーニングや薄い再メッキでは解決しません。地金から整え直す「本物の修理」が必要です。
一生モノの時計として再び愛用していただくために、当店では以下の妥協なき工程を徹底しています。
まずは時計を完全に分解。ムーブメントを保護し、ケースと裏蓋のみの状態にします。熟練の職人が、専用の技法で細部の真っ黒な変色を隅々まで丁寧に取り除きます。
パーツの意匠に合わせ、仕上げを使い分けます。
本体ケース: 数々の打ち傷を、ケースのシャープなフォルムを崩さないよう慎重に研磨。歪みのない、鏡のような**「鏡面仕上げ」**を施します。
裏蓋: 研磨で面を整えた後、あえて繊細なラインを刻む**「ヘアライン仕上げ(サテン仕上げ)」**を施します。これにより、高級感漂う当時の質感を忠実に再現します。
一般的な修理店(0.8ミクロン以下)とは一線を画す、「5ミクロン」という極厚の18金メッキを施します。
重厚な質感: 18金ならではの、しっとりと深い黄金色が復活します。
抜群の保護力: メッキ層を厚くすることで、再び変色したり傷ついたりするのを大幅に抑えます。

真っ黒でボコボコしていたケースサイドが、光を真っ直ぐに反射する黄金の輝きを取り戻しました。打ち傷の跡も全く分からなくなっています。

見る影もなかった裏蓋 が、5ミクロンのメッキと美しいヘアラインによって、刻印が際立つ最高の仕上がりになりました。
クォーツのマストタンクは、外装をしっかりメンテナンスすれば、これからも長く使い続けられる名品です。「傷だらけだから」「真っ黒だから」と諦める必要はありません。
カイドージュエリーは、福井県の店舗受付だけでなく、全国からの配送修理も承っております。あなたの想い出が詰まった時計、再び輝かせてみませんか?
▼カルティエ マストタンクの再メッキ・打ち傷補修の詳細はこちら https://kaido-co.jp/watch-repair/