2026.06.20WATCH REPAIR
カイドージュエリーのブログへようこそ。
今回は、当店でも特に多くのお客様からご相談をいただく「カルティエ・マストタンク(クォーツ)」の本格的な外装レストア事例をご紹介します。
アンティークショップやネットオークションなどで中古品として販売されている綺麗な外観のマストタンクですが、1年ほどでケースの側面や角が幅広く白っぽく剥げてしまうことがよくあります。
その原因は0.8ミクロン~0.1ミクロンという薄いメッキがされているのが原因です。
カルティエのマストタンクは、シルバー925(純銀)の地金にゴールドを固着させる「ヴェルメイユ」という贅沢な仕様が特徴です。
写真のようにケースの左右や角が幅広く白くなっている場合、その原因は過去の修理履歴にあります。 中古店で販売し易いように「研磨で一度古いメッキを剥がし、再メッキをする際に0.8ミクロン以下の薄いメッキをして綺麗に見せている場合」にこのような状態になってしまいます。
中古で販売されているマストタンクには非常に多く見られるコンディションで、一見きれいに見えても、少し日常使いをするだけで表面の薄いゴールド層がすぐに摩耗し、下地のシルバー(銀色)が大きく露出してしまうのです。
施工前の状態を詳しく見てみましょう。

本体ケース正面:写真の白丸部分の通り、ケースの左右両サイドが幅広いう部分でメッキが薄くなり、完全にシルバーの地金が露出して白くなってしまっています。また、日常使いの中でぶつけてしまった「打痕(へこみキズ)」がエッジや側面に無数に見られました。

裏蓋: 裏蓋側も全体的にゴールドの層が薄くなっており、細かな生活キズによってどんよりと曇りが出ている状態でした。
過去に施された薄いメッキによるトラブルや、無数に刻まれた打痕も、当店の「38,500円(税込)研磨と再メッキコース」であれば完全にリセットすることが可能です。
当店のレストアは、ただ上からメッキを重ねるだけではありません。まずは時計を完全分解し、熟練の職人がマストタンクの命であるシャープなフォルム(角のライン)を崩さないよう、無数にあった打痕や擦り傷を1つずつ丁寧に削り落として平滑に整えます。
キズをすべて一掃して鏡面を極限まで美しく整えた後、当店自慢の「5ミクロン」という圧倒的な厚みの18金再メッキを施します。

本体ケース正面: 左右の幅広かったメッキ剥がれが跡形もなく消え去り、どこから見ても均一で濃厚な18金ゴールドの輝きが復活しました!無数にあった打痕も完全に一掃され、新品同様のミラーフィニッシュ(鏡面仕上げ)へと生まれ変わっています。

裏蓋: メッキが薄く曇っていた裏蓋も職人の手によって美しく磨き上げられ、カルティエの伝統的な刻印を一切薄れさせることなく、眩いばかりのゴールドの輝きを取り戻しました。
過去に施されていた0.8ミクロン以下の薄いメッキは、衣服との擦れや日常の動作であっという間に寿命を迎えてしまいます。
それに対して、当店が施工するメッキは通常の数倍〜十数倍の厚みを持たせる「5ミクロン極厚18金メッキ」です。
全体的に白くなりにくい(抜群の耐久性) ゴールドの層が非常に厚いため、日常使いの摩擦に圧倒的に強く、今回のように「全体的に幅広く白く剥がれてしまう症状」が今後起こりにくくなります。
本物の18金ならではの上品で深い色合い 薄いメッキ特有の「安っぽい黄色さ」とは異なり、カルティエのオリジナルに近い、重厚で高級感あふれる18金本来のゴールド色を忠実に再現します。
仕上がりをご覧になったお客様からも、「キズも剥がれも完全になくなって、本当に新品のようになって戻ってきた!」と大変嬉しいお言葉をいただきました。
「中古で買った時計だから仕方ない…」「ここまで白く剥げていたら直らないかも…」と諦める必要はありません。過去の薄いメッキによるトラブルや、諦めかけていた深いキズも、当店の技術で本来の美しい姿へとリセットいたします。
福井県の店頭へのお持ち込みはもちろん、全国どこからでも安心・便利にご利用いただける「配送修理」も承っております。お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
▼カルティエの時計修理事例はこちら https://kaido-co.jp/watch-repair/