2025.11.17WATCH REPAIR
グッチ(GUCCI)のアイコンとして世界中から愛され続ける「バンブー(竹)」モチーフ。その独創的なデザインは、バッグやアクセサリーだけでなく、時計にも採用され、手元をエレガントに彩ります。
今回、カイドージュエリーの時計修理にご依頼いただいたのは、そのグッチ バンブー ウォッチです。長年のご愛用により、本体ケースやブレスレットの金メッキが剥がれ、くすみが目立ってしまっていました。
しかし、当工房の5ミクロン厚膜再メッキ修理により、このクラシックな名作が当時の輝きを取り戻しました!


修理前の時計は、特にケースの側面やブレスレットの角など、頻繁に擦れる部分のメッキが剥がれ、下の地金が露出して変色している状態でした。
ケース: ゴールドメッキが剥がれ、輝きが失われている。
ブレスレット: 竹節(バンブー)の凹凸部分でメッキの剥がれが目立つ。
この状態では、せっかくの洗練されたデザインも台無しです。お客様の大切な時計の美しさを完全に取り戻すため、再メッキ修理に着手しました。
このグッチ バンブーのデザインは、単なる装飾ではありません。そこには、第二次世界大戦後の厳しい時代を乗り越えた、グッチの創造性と知恵が詰まっています。
1940年代、第二次世界大戦後のイタリアでは、皮革などの高級素材の輸入が極度に困難になっていました。 創業者一族は、この資材不足という逆境に対し、「手に入る素材で、最も美しいものを作る」という挑戦を始めました。
そこで目を付けたのが、日本から輸入が可能な**竹(バンブー)**でした。
竹の特徴: 丈夫でありながら軽量で、熱を加えて曲げることが可能。
実用化: 竹を炙って曲げる特殊な技法を用いることで、ハンドバッグのハンドル(持ち手)として採用。これが1947年に発表された初代「バンブーバッグ」です。
困難な状況下で生まれたこのデザインは、グッチの不屈の精神と革新性の象徴となり、瞬く間に世界的なアイコンへと成長しました。
この時計のブレスレットに連なる竹の節のデザインは、その創業期からのDNAを受け継いでいるのです。


カイドージュエリーでは、この歴史ある時計の輝きを永く保つため、特に耐久性の高い再メッキ修理を実施しました。
メッキを施す前に、剥がれたメッキや地金の変色、細かな傷をすべて取り除くための丁寧な研磨を行いました。バンブーブレスレットの細かな竹節の凹凸まで、鏡面仕上げの下地を徹底的に作り込みました。
そして、一般的なメッキよりも遥かに厚い5ミクロンのゴールドメッキを施しました。
耐久性アップ: 厚膜メッキは擦れに強く、メッキ剥がれを再発しにくくします。
色合い: 深みと輝きのある、高級感あふれるゴールドの色合いを再現しました。
ご覧の通り、修理後のバンブー ウォッチは、ケースもブレスレットも均一で、艶やかなゴージャスな輝きを取り戻しました。独特の竹のデザインがさらに際立ち、手元で圧倒的な存在感を放ちます。
愛用されてきた時計が、当時の美しい姿を取り戻し、再び時を刻む喜びを、お客様と共有できたことを大変嬉しく思います。

あなたのグッチ バンブー ウォッチや、その他のブランド時計も、メッキ剥がれや変色でお困りではありませんか?
カイドージュエリーは、単なる修理ではなく、時計が持つ歴史とデザインへの敬意を払い、最高品質の5ミクロン厚膜再メッキで、大切な一本の価値を蘇らせます。
長年の思い出が詰まった時計の再メッキ修理は、ぜひカイドージュエリーにお任せください。