2022.03.26WATCH REPAIR
今回もエルメスの時計の再メッキのご依頼です。このHウォッチはメッキが剝がれ始めると広範囲で剥がれてくるようです。
今回は右側に大きなメッキの剥離があります。よく見るとメッキの剥がれの境界線に茶色のサビが見えています。
裏面にもメッキの剥がれがあり、同様にサビは発生しています。ステンレスなのに錆びるの?と思いますが、ステンレスは空気に触れていない場所では錆びる特性があります。ですからメッキがされて空気が触れにくい箇所でサビが発生しているのだと思います。当然にこの錆びた箇所はサビを取り除くと凹んだようになります。
時計を分解するとステンレスの裏蓋などにもサビが発生しています。これらの個所は錆取りで綺麗にすると表面が凹んだ状態になっています。
表面はサビで凹んでいてもピカピカの鏡面になるまで研磨で凹みを取り去ります。
18金のメッキをして時計を組み立てました。表面はほぼ完璧に凹みが無く綺麗になっています。裏面はベルトの付け根の部分は段差が出てしまうので無理をせずに凹みを残してあります。
【エルメスウォッチ】の修理料金
作業内容 : 本体研磨 + 再メッキ
修理費用 :(2024年2月価格改定)38,500円
※ 往復の送料は無料です。
「メッキ修理」の価格、作業内容については下記をご覧ください。
当店のホームページ内のLINEのQRコードからスマホで撮影した写真をお送りいただきますと、どのプランの料金になるのかをすぐにご連絡させていただきます。