2025.03.09WATCH REPAIR
エルメスの時計といえば、エレガントで洗練されたデザインが魅力ですが、中でも「クリッパー」は1981年の誕生以来、エルメスウォッチを代表するロングセラーコレクションです。
この時計の名前は、19世紀に活躍した大型帆船「クリッパー号」に由来し、ベゼル部分のビスは船の窓からインスピレーションを得たデザイン。さらに、ブレスレット部分には「H」モチーフが施されており、一目でエルメスとわかるアイコニックなデザインです。シンプルながらも気品があり、多くの女性から長年愛され続けています。
しかし、長く愛用すればするほど、どうしても避けられないのが経年劣化。特にクリッパーは、バンドの「H」の部分や裏蓋に緑青(ろくしょう)の錆が発生しやすいことが知られています。今回は、そんなエルメス クリッパーの再メッキ修理のご依頼をいただきました。
お預かりしたクリッパーは、やはりバンドの「H」の部分や裏蓋に緑青の錆が見られました。このまま放置すると見た目が悪くなるだけでなく、時計自体の耐久性にも影響を及ぼす可能性があります。そこで、以下の工程で修理を行いました。
まず、時計を完全に分解し、風防(ガラス部分)も取り外します。ケースやバンドのステンレス部分は丁寧に研磨し、白色のステンレス部分は鏡面仕上げに。
一方で、バンドの「H」部分は元々艶消し仕上げのため、鏡面にはせずオリジナルの質感を保ちます。
クリッパーの特徴のひとつが、シルバーとゴールドのコンビネーションです。そのため、単なる金メッキではなく、「差しメッキ」という技法を用いて、ステンレスのシルバー部分とH部分のゴールドをしっかりと分けてメッキします。ベゼルには18金の金メッキを施し、元の輝きを取り戻しました。
再メッキが完了したら、すべてのパーツを組み立て直します。磨き上げられたケース、元のデザインを忠実に再現したコンビカラーのバンド、そして金メッキが施されたベゼル。修理前とは見違えるほど美しい仕上がりになりました。
エルメス クリッパーの再メッキ修理の料金は、**38,500円(税込)**が目安となります。状態によって若干前後する場合がありますので、詳細はお問い合わせください。
また、当店には全国から修理のご依頼をいただいております。ご依頼の際は、ホームページに記載のLINEのQRコードからお気軽にご相談ください。
さらに、時計を安全に発送できる**「送付キット」**を無料でお送りしておりますので、大切な時計を安心してお預けいただけます。
エルメスの時計は、一生ものの価値を持つアイテムです。しかし、美しい輝きを保つためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
「最近、クリッパーの輝きがくすんできた」
「バンドのH部分の錆が気になる」
そんなお悩みがございましたら、ぜひ当店にご相談ください。熟練の技術で、あなたの大切な時計を新品同様の美しさに蘇らせます。
エルメス クリッパーが本来の輝きを取り戻し、これからも長く愛用していただけるよう、心を込めて修理いたします。