2025.10.16WATCH REPAIR
当店の修理ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。カイドージュエリーの修理担当です。
今回は、エルメスを象徴する人気モデル**「Hウォッチ」(HH1.201)のケースの再メッキ修理**事例をご紹介します。
長年ご愛用されているHウォッチをお持ちで、「ケースの金メッキが剥がれてしまった…」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
まず、修理事例に入る前に、Hウォッチの魅力をご紹介します。
Hウォッチは、1996年にデザイナーのフィリップ・ムケ氏のひらめきによって誕生しました。彼のアイデアはシンプルかつ大胆なものでした。
「メゾンのイニシャルである『H』を、そのまま時計のケースに取り込む」
この発想により、一目でエルメスとわかる、他に類を見ないアイコニックなデザインが完成しました。その特徴的な「H」のフォルムと、エルメスならではの上質なレザーストラップの組み合わせが、時代を超えて多くのファンに愛され続けている理由です。
しかし、Hウォッチのような金メッキ(ゴールドメッキ)が施された時計は、長期間の使用により、汗や摩擦の影響を受け、メッキが剥がれてしまうという悩みが生じます。
特に、力を受けやすいケースの**四隅のラグ(ベルト取り付け部分)**など、エッジが立っている箇所から地金が見えてきてしまうケースが多く見られます。これは、Hウォッチの象徴的なデザインである「H」の輪郭が失われ、時計全体の印象が大きく損なわれてしまう重大な問題です。
今回お預かりしたHウォッチも、まさにケースの四隅のラグ部分のメッキが剥がれ、元の輝きが失われた状態でした。
以下の写真をご覧ください。
時計ケースの角や、リューズの周りなど、メッキの層が薄くなり、下地の金属の色が透けて見え始めています。
この状態を、当社の得意とする再メッキ修理で、新品時の美しいゴールドの輝きを取り戻します。
お客様が最も気にされる「本当に綺麗になるのか?」という点について、当店の技術と強みをご紹介します。
Hウォッチの再メッキは、単にメッキをかけ直すだけでなく、あのシャープで美しい「H」のフォルムを崩さずに仕上げることが最も重要です。
再メッキ修理を終え、輝きを取り戻したHウォッチがこちらです。
メッキが剥がれていた四隅のラグを含め、ケース全体が新品時の豪華なゴールドの輝きを取り戻しました。剥がれによる変色は一切見られません。
「Hウォッチのメッキ剥がれで使うのをためらっていた」というお客様に、再び自信を持って時計を身につけていただくことが、私たちの喜びです。
Hウォッチの再メッキ修理をご検討中の方は、ぜひ一度当店にご相談ください。
時計の状態を確認し、最適な修理方法と明確なお見積りをご提示いたします。
その他の修理事例は、当店の修理ブログをご覧ください。
【お客様が知りたい情報】
あなたの愛するHウォッチの輝きを、カイドージュエリーが蘇らせます。