2021.06.04WATCH REPAIR
当店のLINEに「ルイ・ヴィトンの時計の電池交換は出来ますか?」とのお問い合わせがありました。
以前には沖縄からガガミラノの電池交換や北海道からブランドのコピー品の電池交換のご依頼もありました。
当店では「お近くに時計店などがあるだろうに・・・」と思ってしまうのですが、よくよく考えると以下のようなメリットがあるのかも知れません。
①「電池交換をする時計店やデパートを探して電車または車でわざわざ持って行くのが面倒だ」
→これはそうなのだと思います。スイス製のブランドと呼ばれる時計は電池交換の価格が時計専門店、デパートでは4~6千円かかります。それにそこまでの電車代などの交通費がかかります。
当店の電池交換はカルティエ、エルメス、フランクミュラーなど全て2,200円(税込)です。当店の往復の送料が1,650円ですので加算しても3,850円です。発送は近くのコンビニから着払いでOK!、電池交換後は佐川急便が家まで配送してくれる訳ですから安くて便利!ということになります。
※ SEIKOなどの国産品は1,100円(税込)、Gショックは1,650
円(税込)です。
②「クリーニング店やホームセンターなど近くに電池交換をする所はあるが技術力に不安がある」
→私はこれまで40年に渡って電池交換をしてきましたが、ホームセンターに出したばかりに時計が破損をしている・・・という事例が何件かありました。恐ろしいことに時計専門店で電池交換をしているのに壊れている、もしくはキズがついているという事例までありました。
当店のホームページを見て「ここなら安心して任せられる」と思って電池交換に送っていただいているのなら大変光栄です。創業100余年のバカ真面目な気質で丁寧に電池交換をさせていただいています。
今回のルイ・ヴィトンの電池交換です。まずは全体の擦り傷などを確認して写真を撮ります。当店では到着後にこのように精密に撮った写真の何枚かをLINEでお客様にお送りしています。これは後々のトラブル防止の為にも必要となりす。
このルイ・ヴィトンの時計は大切に使われているのだと思います。全体的に細かな擦り傷が入っていますが、目立った大きな打ち傷などはありません。
裏蓋を開ける前にケースと裏蓋の隙間を毛ブラシで丁寧に汚れを取ります。これをしないと裏蓋を開けた際にホコリや汚れが機械内部に入って故障の原因となります。
その後は裏蓋をそっと開けてケースにまだ付いている汚れを練りゴム状の吸着剤で丁寧に取り除きます。
当店で使用する電池はSONY、SEIKO、RENATA、日立Maxellです。使用する前に電圧のチェックをしますが、これらのメーカーであれば大差はありません。
電池を入れ替えたら、ゴムのパッキンにシールド材を塗布してセットして裏蓋を閉めます。時刻、日付を合わせて完成ですが、このようなクロノグラフの多軸モデルの場合は各針の0位置調整などを行って完成となります。
作業内容 : 電池交換
修理費用 : 2,200円(税込)
加算される送料 コンビニ → 宅急便で当店へ着払い1,100円
当店 → お客様 佐川急便にて550円
修理ご希望の方にはお近くのコンビニから当店へ着払い(1,100円加算)で送ることができる「らくらく送付キット」をお送りいたします。【LINE】または【お問い合せフォーム】から「郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号」をお知らせください。また併せてお時計の写真をお送り頂くと詳しくご説明ができますのでお気軽にご相談ください。
他の修理事例については【こちら】からご覧ください。