2026.02.02WATCH REPAIR
長年愛用してきたカルティエの時計。
気がつくとケース全体が褐色に変色し、四隅のメッキが剥がれてしまったというご相談は非常に多く寄せられます。
今回は、
**カルティエ マストタンク(Must de Cartier Tank)**の
本体ケースが全体的に変色し、メッキ剥がれが進行してしまった個体の
再メッキ修理事例をご紹介します。


お預かりしたカルティエ マストタンクは、
ケース全体が褐色〜黒ずんだ色に変色
四隅を中心にメッキの剥がれが発生
経年による摩耗と酸化が進行
という状態でした。
マストシリーズは、
ヴェルメイユ(SV925+金メッキ)構造のため、
長年の使用や湿気・汗の影響で
このような変色が起こりやすいのが特徴です。
カイドージュエリーでは、
見た目だけを整える簡易処理ではなく、
下地処理を最重要工程として修理を行います。
今回の作業内容は以下の通りです。
ケース・裏蓋を完全分解
既存メッキと酸化被膜を除去
地金の状態を確認しながら丁寧に研磨
鏡面仕上げまで磨き込み
5ミクロンの厚い金メッキを再施工
一般的な再メッキよりも厚みを持たせることで、
美しさと耐久性を両立させています。


再メッキ後は、
ケース全体が均一で深みのあるゴールドカラーに
四隅の剥がれも完全に解消
ダイヤルの端正なローマ数字がより際立つ印象
となり、
カルティエらしい上品で知的な雰囲気が見事に復活しました。
「新品のようで嬉しい」
「もう一度安心して使える」
というお言葉を多くいただく瞬間です。
カルティエ タンクは、
1917年にルイ・カルティエがデザインした名作時計です。
第一次世界大戦中、
フランス軍の戦車(Tank)の平面図から着想を得て誕生しました。
平行に伸びるケースサイド(ブランカード)
無駄を削ぎ落とした幾何学的フォルム
時代を超えて評価される普遍的デザイン
この完成度の高さこそが、
100年以上経った今でも愛され続ける理由です。
マストタンクは、そのタンクデザインを
より多くの人が楽しめるよう展開されたモデルであり、
修理しながら使い続ける価値のある時計と言えます。
時計・ジュエリー修理の豊富な実績
再メッキ前の下地処理を妥協しない職人作業
マストシリーズ特有の構造を理解した修理
見た目だけでなく耐久性も重視
カルティエの時計は、
「買い替える」のではなく
「直しながら受け継ぐ」ものです。
カルティエ マストタンク
マストコリゼ
ヴェルメイユケースの変色・剥がれ
でお悩みの方は、
ぜひ一度カイドージュエリーへご相談ください。
状態に合わせた最適な修理方法をご提案いたします。