2024.02.21WATCH REPAIR
SEIKOエクセリーヌの再メッキ修理のご依頼です。
ダイヤが周りに取り巻いている美しいデザインのSEIKOエクセリーヌです。ダイヤ周りが汚れて、金メッキも黒く変色していますが、メッキの剥がれは無いように見えます。
時計を裏返して、ベルトの裏の部分を見てみると・・・何やら斑点状の黒い汚れがいっぱいあります。よく見るとこの黒い部分は腐食で凹んでいます。
おそらくこのベルトの材質は真鍮で出来ており、汗などで腐食が進んだものと思われます。
金メッキがしてあっても汗に含まれる物質のイオンが金メッキの膜を通り抜けて、メッキ下の真鍮と反応して、このようになったものと思われます。
こちらはベルトの表側ですが汗の付着が少ないので腐食が無いようです。
今回は時計本体はクリーニングと変色取りのみで、ベルトはサビ取り、変色取り、研磨仕上げ、18金メッキ仕上げを行いました。表側もこのように綺麗になりました。
こちらは裏面ですが、ベルトの裏面にあった黒い斑点が金色に変わって、綺麗になっているのがお分かりになると思います。
全体を写した写真です。見違えるように綺麗になりました。ダイヤがとてもエレガントなSEIKOエクセリーヌです。
これからまだまだ活躍してくれることでしょう!
本体の変色取り・ベルトの研磨と18金メッキ
修理料金 33,000円~