2025.10.23WATCH REPAIR
お手持ちの愛用されている時計に、メッキの剥がれや傷が目立ち始めたことはありませんか?
今回は、スイスの名門ブランド、**ロンジン(Longines)**の手巻き式時計の再メッキ修理事例をご紹介します。時を重ねた名品の美しさを蘇らせる、カイドージュエリーの職人技をご覧ください。
ブログ記事に入る前に、ロンジンというブランドの魅力に少し触れてみましょう。
ロンジンは1832年にスイスのサンティミエで創業された、非常に長い歴史を持つ老舗時計ブランドです。
ロンジンのロゴマークである**「翼の付いた砂時計」**は、スイスの時計メーカーとして世界知的所有権機関(WIPO)に登録された最古の商標であり、その歴史と信頼性を物語っています。
「Elegance is an attitude(エレガンス、それは生き方)」という哲学のもと、ロンジンは常に洗練されたデザインと高い技術力を両立させてきました。特に、パイロットウォッチや計時機器の開発においては、多くの歴史的な偉業に貢献しています。
など、その功績は数えきれません。今回お預かりしたようなクラシックなデザインの時計にも、そうした格式高い歴史とエレガンスが息づいています。
今回ご依頼いただいたのは、シンプルなデザインが美しいロンジンの手巻き時計です。長年のご愛用により、ケースの金メッキが部分的に剥がれ、下地の金属が見えている状態でした。
添付画像をご覧いただくとお分かりのように、時計ケースの周縁部に、複数の打痕が確認できました
この時計に対し、私たちは以下の工程で再メッキ修理を行いました。
再メッキ修理を終えた時計は、まるで新品のような輝きを取り戻しました。
愛着のある時計が再び腕元で輝きを放つ姿は、オーナー様だけでなく、私たち職人にとっても大きな喜びです。
「メッキ剥がれ」は、メッキ加工された時計ケースの宿命とも言えます。汗や摩擦、経年劣化により、いつかメッキは摩耗してしまいますが、再メッキ修理によって美しさを取り戻すことが可能です。
カイドージュエリーでは、ロンジンをはじめとするアンティークウォッチやヴィンテージウォッチの再メッキ修理を数多く手掛けております。
「この時計、もう直せないかな?」と諦める前に、ぜひ一度カイドージュエリーにご相談ください。長年の経験を持つ熟練の職人が、大切な時計を丁寧に診断し、最適な修理プランをご提案いたします。
皆様からのご相談をお待ちしております。
【カイドージュエリー 修理ブログ】 https://kaido-co.jp/watch-repair/