2026.08.02WATCH REPAIR
「大切に保管していたカルティエのマストタンクを取り出したら、ケースや裏蓋が黒く変色していた…」 「長年の使用で全体的に色あせや斑点状の変色が出てしまった…」
そんなお悩みでご相談いただくことが非常に多いのが、カルティエ(Cartier)の名作「マストタンク(must de Cartier Tank)」です。
今回は、ケース全体・裏蓋・さらには固定ネジに至るまで著しく黒ずんでしまったマストタンクをお預かりし、当店のプロの仕上げ技術で新品同様の黄金色の輝きを蘇らせた修理実績をご紹介いたします。
マストタンクは、SV925(スターリングシルバー)のベースケースに、厚い金メッキ(ヴェルメイユ技法)を施した特殊で贅沢な構造をしています。
シルバー(銀)は空気中の硫黄成分(汗、皮脂、温泉、化粧品、空気中の微量成分など)と反応し、「硫化(りゅうか)」という化学反応を起こします。これが黒ずみや変色の主な原因です。
メッキの隙間や表面に硫化皮膜が形成されると、ゴールドの輝きが失われ、黒や赤茶色の斑点・濃い変色となって現れてしまいます。
お持ち込みいただいた際の状態がこちらです。
▼ 【Before】ケース前面の変色

時計ケースの左右(ベゼル・ラグ部分)に、黒ずみと赤茶色の強い変色(硫化)が広がっています。
▼ 【Before】裏蓋・ネジ周りの変色

裏蓋全体が大きく黒ずみ、ロゴや刻印の周り、さらには四隅を止めている小さなネジ1本1本まで黒く変色してしまっているのがお分かりいただけます。
当店の時計修理職人が、時計の精度と美観を損なわないよう丁寧に解体し、特殊な変色除去&磨き処理(変色取り仕上げ)を行いました。
時計のケース本体だけでなく、細かな裏蓋ネジ(ビス)も1本ずつ取り外し、細部にわたる変色まで徹底的に除去します。
金メッキ層(ヴェルメイユ)を傷めない絶妙な加減でプロの技術を施すことで、もとの美しいヴェルメイユのゴールドカラーと光沢を最大限引き出します。
仕上げ作業が完了したマストタンクがこちらです。
▼ 【After】ケース前面(見違えるような黄金の輝き)

ケース全体を覆っていた黒ずみや赤茶色の変色が綺麗に消え去り、澄み切ったゴールドの艶やかな輝きが戻りました!文字盤のアイボリーとブルースチール針がより引き立ちます。
▼ 【After】裏蓋・ネジ部(刻印もハッキリと美しく)

あれほど強く変色していた裏蓋も見違えるようにピカピカになりました。四隅の小さなネジ1本1本まで変色が完全に取れ、美しく輝いています。刻印(925・ARGENTなど)の刻みもくっきりと際立っています。
ブランド・モデル: カルティエ(Cartier)マストタンク
修理内容: 時計ケース・裏蓋・ネジ部 変色取り(仕上げ処理)
修理料金(税込): 15,400円(往復の送料は無料)
※時計の状態、メッキの剥がれ具合、オーバーホール(分解掃除)の有無などによって作業内容や価格が変動する場合がございます。まずはお気軽にご相談ください。
「変色してしまって恥ずかしくて着けられない」 「他店で断られたり、高額なメッキ再塗装を勧められた」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度カイドージュリーにご相談ください。長年培った技術と知識で、お客様の大切な時計を美しく蘇らせます。
遠方のお客様からの配送での修理ご依頼も承っております。お見積もり・ご相談は無料ですので、まずはお問い合わせフォームまたは公式LINEよりお気軽にご連絡ください!