2026.08.12WATCH REPAIR
「カルティエの時計を腕につけると、皮膚がかぶれてしまう」
今回、カイドージュエリーにご相談いただいたのは、カルティエ マスト ヴァンドームを着用すると、腕の皮膚にかぶれが起こるというご相談でした。
大切なカルティエを身につけたいのに、肌に直接触れる裏蓋が原因で着用できない――。そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度時計の状態を確認してみることをおすすめします。


お預かりしたマスト ヴァンドームの裏蓋を確認すると、表面のメッキが剥がれていることが分かりました。
ここで、私たちは少し気になる点に注目しました。
カルティエのマストシリーズは、本来このような状態でメッキが剥がれるケースは一般的ではありません。
そのため、今回の時計は過去に一度研磨され、その後、再メッキが施されている可能性が考えられました。
再メッキの際に使用されたメッキの種類や下地処理などについては、実際の施工内容を確認できないため断定はできません。しかし、もし過去の再メッキで、ニッケルなど、肌に合わない金属を含む処理が行われていた場合、皮膚への刺激やアレルギー反応の原因となる可能性も考えられます。
もちろん、皮膚のかぶれにはさまざまな原因があるため、時計だけが原因とは断定できません。症状が続く場合は、皮膚科などの医療機関への相談も大切です。
そこで今回は、裏蓋だけを修理することになりました。
まず、裏蓋を丁寧に研磨し、以前のメッキをできる限り除去します。
そのうえで下地を整え、あらためて18金による厚さ5ミクロンの再メッキを施工しました。
単純に上から新しいメッキを重ねるのではなく、古い表面を処理してから新しいメッキを施すことが、今回の修理では重要なポイントです。


修理後の裏蓋は、美しい18金の輝きを取り戻しました。
腕時計の裏蓋は、ケースの表側とは違い、常に肌に接触する部分です。
そのため、
という場合には、一度裏蓋の状態を確認してみる価値があります。
今回のように、裏蓋だけを研磨して再メッキする修理も可能です。
大切な時計だからといって、ケース全体を修理する必要があるとは限りません。症状や状態に応じて、必要な部分だけを修復することもできます。
修理したマスト ヴァンドームをお客様へ納品した後、現在までのところ、皮膚のかぶれについてのご連絡はありません。
そのため、今回の修理によって以前の症状が改善した可能性はありますが、医学的に時計のメッキが原因だったと断定することはできません。
それでも、大切なカルティエを安心して身につけたいというお客様のご希望にお応えできたことは、私たちにとっても大変うれしいことです。
カイドージュエリーには、全国からブランド時計の修理をご依頼いただいております。
特に、
「他店では修理できないと言われた」
「メッキが剥がれてしまった」
「古いカルティエなので修理を断られた」
「ケースではなく裏蓋だけを修理したい」
といったご相談を数多くいただいています。
カルティエをはじめとするブランド時計は、モデルや素材、これまでの修理履歴によって適切な修理方法が異なります。
修理を諦める前に、まずは一度カイドージュエリーへご相談ください。
カイドージュエリーでは、全国のお客様から時計修理を承っております。
遠方のお客様でもご利用いただきやすいよう、往復の送料は弊社が負担いたします。
大切なカルティエのメッキ剥がれや変色、再メッキでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。
今回のようなカルティエ マスト ヴァンドームの裏蓋メッキ修理をはじめ、カルティエのケース・裏蓋の変色やメッキ剥がれ、再メッキ修理を承っております。
「他店で修理不可能と言われた」という場合も、ぜひ一度ご相談ください。