エルメス ラリーの魅力と再メッキ修理について

エルメスの時計には、他にはない独特なデザインが施されています。その中でも「エルメス ラリー」は、モータースポーツのラリーからインスピレーションを受けたと言われるモデルです。ケースのフォルムがまるでレースのコースのような形をしており、ユニークなデザインがエルメスらしさを際立たせています。さらに、文字盤のアラビアフォントも特徴的で、洗練された印象を与えます。

裏蓋にはエルメスの頭文字である『H』と四輪馬車のマークが刻まれており、ブランドの気品高さを象徴しています。しかし、使用していくうちにバンドのH部分や裏蓋が腐食し、緑青の錆が発生することがあります。

今回は、エルメス ラリーの再メッキ修理のご依頼をいただきました。

再メッキ修理の流れ

◇時計の分解と研磨処理 まず、時計を分解し、風防を取り外します。本体ケースやバンドの白色のステンレス部分は研磨し、鏡面仕上げを施します。ただし、バンドのH部分は艶消しの仕上げになっているため、鏡面仕上げにはしません。

◇金メッキ処理 ベゼルには18金の金メッキを施します。また、バンドのデザインは、ステンレスの銀色とH部分の金色のコンビ仕様になっているため、「差しメッキ」という特殊なメッキ方法を採用します。

◇仕上げと組み立て 金メッキの処理が完了したら、時計を組み立てます。本体ケースもバンドも見違えるほど美しくなり、新品同様の輝きを取り戻しました。

修理料金とご依頼方法

今回の修理料金の目安は 38,500円 からとなります。

全国から修理のご依頼を受け付けております。修理をご希望の方は、当店のホームページにある LINEのQRコード からお申し込みください。

また、無料で修理品を発送できる 「送付キット」 もご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

エルメス ラリーを美しく蘇らせるため、心を込めて修理をさせていただきます。