2026.08.22JEWELRY REPAIR
「この2本の指輪を合わせて、1本のリングにしてほしいんです。」
今回、カイドージュエリーにご相談いただいたのは、2本の指輪を1本に作り替えるジュエリーリフォームです。


お持ちいただいたのは、ダイヤモンドが一周の半分近く並んだエタニティリングと、6本爪で一粒のダイヤモンドを留めたリング。2本ともシャンパンゴールドと呼ばれる色をしています。
お客様のご希望は、
「こちらのエタニティリングを途中でカットして、その中央に一粒のダイヤモンドを入れて、1本のリングにしてほしい」
というものでした。
一見すると、エタニティリングを切って、一粒ダイヤのリングを取り付ければ完成するようにも思えます。しかし、実際のジュエリー加工はそれほど簡単ではありません。
これまで、このような加工では「火によるロー付け」という方法が一般的でした。
ロー付けとは、金属同士を接合するために熱を加えて溶かし、接合する技法です。しかし、指輪にダイヤモンドが留められている場合、熱が石に伝わることで、ダイヤモンドや周囲の石に負担をかける可能性があります。
特に今回のように、ダイヤモンドが留められたリングをカットし、そのすぐ近くを接合する加工は、ほとんど不可能ということになります。
そのため以前なら、「ダイヤが近くにあるので、このような加工は出来ない」と断られるケースでした。
そこで今回活躍したのが、レーザー溶接技術です。
レーザー溶接は、従来のロー付けとは異なり、接合したい部分を狙ってピンポイントに加工できるのが大きな特徴です。しかし強度が出ないという弱点もあります。
もちろん、ダイヤモンドが付いたジュエリーへの加工ですから、石への熱の影響を十分に考慮しながら慎重に作業を行います。
今回も、エタニティリングを必要な位置で正確にカット。
そこへ6本爪の一粒ダイヤモンドを配置し、リング全体のバランスを確認しながら強度の出るレーザー溶接で接合しました。
完成したリングは、エタニティリングの華やかさに、一粒ダイヤモンドの存在感が加わったデザインに生まれ変わりました。

もともと別々だった2本のリングを活かしながら、お客様が希望された「1本のリング」という新しい形にリフォーム。
大切なジュエリーを処分するのではなく、今のライフスタイルに合わせて新しいジュエリーとして蘇らせることができました。
ジュエリーリフォームの魅力は、単に形を変えるだけではありません。
「昔購入したけれど、今はあまり使っていない」
「母から譲り受けた指輪を、今のデザインにしたい」
「複数のジュエリーを組み合わせて、オリジナルのリングを作りたい」
そんなご希望にも、素材や石の状態を確認しながら、できる限りお応えしています。
今回のように、ダイヤモンドが留められたリング同士を組み合わせる加工は、石への熱の影響やリングの強度、デザインのバランスなど、さまざまな点を考慮する必要があります。
そのため、どこのジュエリーショップでも簡単にできる加工ではありません。
カイドージュエリーでは、長年培ってきたジュエリー加工の経験に加え、レーザー溶接などの技術を活用し、これまで難しいとされてきた加工にも挑戦しています。
使わなくなった指輪やネックレス、眠ったままになっているジュエリーはありませんか?
「こんな加工は無理かな?」と思うようなご希望でも、まずは一度ご相談ください。
お手持ちのジュエリーを活かして、世界にひとつだけの新しいジュエリーへ。
カイドージュエリーが、お客様の大切な思い出を次の形へつなぐお手伝いをいたします。
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