2026.04.27WATCH REPAIR
こんにちは、カイドージュエリーです。
今回は、長年愛用されている方も多いカルティエの名品「マストタンク」の修理・メンテナンスについてご紹介します。
マストタンクは、銀(SV925)の上に厚く金を貼り付ける「ヴェルメイユ」という技法が使われていますが、経年や保管状況によって、どうしても銀特有の変色(酸化や硫化)が発生してしまいます。
今回お預かりした個体は、本体ケースの変色は比較的軽微でしたが、写真の通り、裏蓋部分にかなり強い変色が見られました。
裏蓋は直接肌に触れる部分でもあるため、汗や皮脂の影響を受けやすく、このように赤茶色のような深い色味に変わってしまうことがあります。せっかくの気品あるゴールドの色味が損なわれ、刻印も見えづらい状態でした。
ヴェルメイユの時計は、通常の研磨をしてしまうと上に貼られた金の層を剥がしてしまう恐れがあるため、非常に繊細な作業が求められます。
今回の修理では、刻印を潰さないよう慎重に表面の変色層を取り除き、本来の美しいゴールドの質感を蘇らせました。
こちらが作業完了後の状態です。 あんなに目立っていた裏蓋の変色がきれいに消え、まるで新品当時のような均一で美しい輝きを取り戻しました。「Cartier」のロゴや「VERMEIL」の刻印も、すっきりと際立っています。
カルティエのマストタンクは、適切なお手入れを施すことで、何十年と使い続けることができる素晴らしい時計です。
「変色がひどくて使うのを諦めていた」「アンティークで購入したけれど汚れが気になる」という方は、ぜひ一度カイドージュエリーにご相談ください。熟練の技術で、お客様の思い出が詰まった時計を再び美しく輝かせます。
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