2026.05.11WATCH REPAIR
カルティエの「マストタンク」は、シルバー925に金を重ねる「ヴェルメイユ」という技法で作られています。 このモデルを長く愛用していると避けて通れないのが、「ケースの変色」と「文字盤の経年劣化」です。
今回お預かりした個体の文字盤には、全体に繊細なヒビが入っています。 これは、古いカルティエの文字盤塗装が経年変化によって収縮し、発生するものです。愛好家の間では「スパイダーダイアル」とも呼ばれ、アンティークならではの味わいとして親しまれることもあります。

カイドージュエリーでは、こうした歴史の重みを感じさせるパーツを活かしつつ、外装の輝きを取り戻すメンテナンスをご提案しています。
お預かり時のケースと裏蓋は、酸化が進みかなり強い変色が見られました。

本体ケース:本来のゴールドが見えないほど、サイドからラグにかけて真っ黒に変色しています。

裏蓋:全体が茶褐色から黒へと変色しており、清潔感が損なわれている状態でした。
今回は、コストを抑えつつ本来の輝きを取り戻す「15,400円(税込)変色取りコース」にて修理を承りました。

本体ケース:酸化膜を丁寧に取り除くことで、ヴェルメイユ本来の上品な黄金色が復活しました。

裏蓋:真っ黒だった裏蓋も、刻印がはっきりと見えるクリアな輝きを取り戻しています。
文字盤のアンティークな雰囲気と、美しく輝くゴールドケースが相まって、非常に趣のある仕上がりとなりました。
カイドージュエリーでは、お客様のご要望に合わせて2つの外装修理プランをご用意しております。
「色は戻したいけれど、傷はそのままで良い」という方に最適です。
メリット:安価で短納期。ゴールドの輝きが戻ります。
注意点:薬品等で酸化膜を取り除くため、打痕(凹み)や擦り傷はそのまま残ります。
「傷も取って、新品のようにピカピカにしたい!」という方におすすめです。
メリット:地金を丁寧に研磨して傷を消し、その上に「5ミクロン」という極厚の18金メッキを施します。
仕上がり:歪みのない鏡面仕上げが復活し、新品当時のような美しさが蘇ります。
変色がひどいから、古いから……と諦めて眠らせておくのはもったいないことです。 適切なメンテナンスを施せば、マストタンクは再びあなたの腕元で輝き始めます。
カイドージュエリーでは、福井の店頭はもちろん、全国からの配送修理も承っております。お見積もりやご相談は、下記の公式ページよりお気軽にお問い合わせください。
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