2026.08.17WATCH REPAIR
「お気に入りの時計だけれど、ケースの角のメッキが剥がれてきた……」
長年時計を使用していると、このようなお悩みが出てくることがあります。特にケースの角やベルトを取り付ける部分は、日常の使用で擦れやすく、メッキが薄くなったり剥がれたりしやすい場所です。
今回は、エルメスHウォッチのメッキ剥がれ修理をご紹介します。
今回お預かりしたのは、エルメスを代表する人気モデル「Hウォッチ」です。

写真をご覧いただくと、本体ケースの四隅にメッキの剥がれが確認できます。
特にベルトを取り付ける部分は、時計を着け外しする際の摩擦などによって傷みやすく、ゴールドの表面が部分的に剥がれて下地が見えている状態でした。
一見すると「剥がれた部分だけをメッキすればよいのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、部分的にメッキを施すだけでは、周囲との色や光沢の違いが出てしまうことがあります。
そこで今回は、時計を分解し、ケースをそれぞれのパーツに分けて丁寧に修復する方法を選択しました。
まず時計を分解し、再メッキを行うための下準備をします。
再メッキで美しい仕上がりにするためには、単純に金メッキを上からかけるだけでは十分ではありません。
ケース表面の状態を確認しながら、それぞれのパーツを丁寧に研磨していきます。
細かな傷や表面の荒れなどを整え、できるだけ滑らかで美しい下地を作ることが重要です。
時計ケースはデザイン上、細かな形状や角があります。そのため、研磨の際には形を崩さないよう、状態を確認しながら慎重に作業を進めます。
研磨によって表面を整えた後、5ミクロンの厚い18金メッキを施しました。
一般的なメッキ(0.8ミクロン以下)よりも厚みのある18金メッキを施すことで、美しいゴールドの輝きを取り戻します。
今回の修理では、剥がれていた部分だけを処理するのではなく、分解したパーツをそれぞれ適切に処理することで、ケース全体として自然で統一感のある仕上がりを目指しました。
再メッキが完了したら、各パーツを慎重に組み立てます。

修理前には四隅のメッキが剥がれ、ところどころ下地が見えていたケースが、修理後には美しいゴールドの輝きを取り戻しました。
大切に使ってきた時計だからこそ、メッキが剥がれたからといって諦める必要はありません。
今回のようなエルメスHウォッチのメッキ剥がれ、ケースの傷、ゴールドの変色なども、時計の状態を確認したうえで修理方法をご提案しています。
「もう古い時計だから……」と諦めてしまう前に、一度ご相談ください。
カイドージュリーでは、一般的な時計修理だけでなく、時計ケースの研磨・再メッキ・メッキ剥がれ修理にも力を入れています。
今回のエルメスHウォッチのように、ケースの四隅だけメッキが剥がれてしまった時計も、状態に合わせて丁寧に修復いたします。
大切な時計をこれからも長く使っていただくために、時計修理の専門技術でお手伝いいたします。
今回の修理内容
・時計ケースの分解
・各パーツの研磨
・5ミクロン厚・18金メッキ
・ケースの組み立て
・最終仕上げ
修理料金:38,500円(税込)
※時計の状態や傷、メッキの劣化具合などによって修理内容や料金が変わる場合があります。まずはお気軽にご相談ください。
エルメスHウォッチのメッキ剥がれでお悩みなら、カイドージュリーへ。
大切な時計を、もう一度美しい姿へ蘇らせます。